両丹日日新聞1月19日のニュース
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04年愛の寄金298万円を福天の31団体・施設へ  台風23号で大災害の大江町社協など増額配分


 助け合いの心で地域福祉の向上を−と、両丹日日新聞社が提唱する「愛の寄金」に、04年は延べ58団体・個人から浄財が寄せられ、総額298万5426円(繰越金と利息含む)になりました。浄財は19日までに福天1市3町の31団体・施設に分配しました。中でも、昨年10月20日の台風23号で施設や使用車に大きな被害を受けた大江町社会福祉協議会、大江共同作業所への分配金を手厚くしました。協力していただいたみなさんのご理解をよろしくお願いいたします。

 愛の寄金は1978年に始まり、両丹日日新聞社が年間を通じて市民に呼びかけています。職場や店内に置いた募金箱、様々な活動の収益金や募金運動などを通じて各種団体から、更には「健康に感謝して」「少しでも役立ててほしい」と個人からも寄せられ、多くのみなさんの協力に支えられています。

 分配先は、福知山市、三和、夜久野、大江3町の心身に障害のある人たちが自立を目指す授産施設、老人ホームなどですが、今回は昨秋の台風23号被災を受けて配分調整をしました。

浄財を手渡した 大江町社協は使用車9台のうち、過去に愛の寄金から贈ったヘルパー車を含む8台が冠水被害に遭いました。施設1階部分にも浸水したため事務機器が使えなくなるなどの大打撃を受け、被害総額は約2000万円に上るといいます。

 大江共同作業所も車両3台すべてが被害を受け、送迎車など2台が使用できなくなり、資材保管庫も流されてしまいました。なんとか修理した資源回収車1台を使っていましたが手が回らず、職員の車を出して対応するなど、厳しい状況にあります。

 勝方忠・両丹日日新聞社長が18日、大江町を訪れ浄財を手渡しました。同社協の岡垣福会長は「施設も1階部分が50cm以上一気に水につき、突然のことで、今でも信じられない気持ちです。多く分配をいただけたことに本当に感謝しています」と話し、同作業所の岩佐隆所長も「気づいたら道が水で寸断されて車を高台に上げる時間もありませんでした。多くの寄金をいただき助かります。ありがとうございます」と、協力してくださったみなさんへ感謝していました。

 両丹日日新聞社は今年も引き続き、愛の寄金運動を進めます。みなさんの温かいご協力をこれからもよろしくお願いいたします。

分配先一覧
 【40万円】大江町社会福祉協議会
 【35万円】大江共同作業所
 【22万円】福知山市身体障害者連合会▽天田地方身体障害者団体連絡会▽福知山市社会福祉協議会
 【14万円】三和町社会福祉協議会▽夜久野町社会福祉協議会▽骨髄献血の和を広げる会
 【5万円】竹毛希望の家▽ふくちやま作業所▽福知山共同作業所▽ふきのとう作業所▽たんぽぽの家▽福知山学園第一翠光園▽同第二翠光園▽同第三翠光園▽同三和翠光園▽信愛育成苑▽むすび育成苑▽三愛荘▽敬愛荘▽福知山育成寮▽岩戸ホーム▽にれの木園▽五十鈴荘▽グリーンビラ夜久野▽サンヒルズ紫豊館▽ニコニコハウス▽福知山地区精神障害者家族会▽ほほえみの里▽くりのみ園(金額相当の遊具・年少児向きS字平均台)※5426円は次年度繰り越し


写真:大江町社協では勝方忠・両丹日日新聞社長が岡垣会長に浄財を手渡した


和紙の原料コウゾの天日干し 台風で収穫量減る

天日干しされるコウゾ 大江町で唯一、手すき和紙作りに取り組む田中製紙工業所(二俣)で、和紙の原料となるコウゾの皮の天日干しが始まっている。昨秋の台風23号の水害で例年に比べコウゾの収穫量が減っており、天日干しの期間も短くなっている。

 同工業所では大江町産のコウゾで和紙を作っている。そのほとんどが由良川沿いで収穫しているが、昨年10月20日に襲来した台風23号による水害で、コウゾも泥に埋まるなどの大きな被害を受けた。

 同工業所4代目で、府伝統産業優秀技術者の田中正晃さん(71)らが水害の20日ほどあとに、コウゾの根元の泥を取り除いた。収穫は昨年暮れごろから始めている。例年だと4.5トンほどとれるが、今年は台風の影響で2、3割少なくなるという。

 天日干しは7日からしている。木製の桶(おけ)で蒸したコウゾの皮をはぎ、約1mの長さの束にして干す。好天の下で1、2週間乾燥させる。コウゾの収穫量が減っているため、例年2月まで行われる天日干しは、今年は1月いっぱいで終わりそうという。田中さんは「自然相手なのでどうしようもない。量は減ったが、どうにか頑張って作っていきたい」と話している。


写真:天日干しされるコウゾ


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