両丹日日新聞12月6日のニュース
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WEB速報 新しい福知山駅はドッコイセ風デザインで06年春完成

高架後の福知山駅 京都府と福知山市は6日午後、新しい福知山駅のデザインを発表した。駅一帯では鉄道高架化工事が進んでおり、近く新駅舎の工事に取りかかる。新駅舎は2006年春完成の計画。外観は福知山城と福知山踊りの笠をイメージしている=写真。エレベーターと上下方向のエスカレーターを設ける[6日16:07]


「子らを優しさで満たして」 生涯学習フェスふくちやまで”夜回り先生”が講演


 福知山市の生涯学習フェスティバル2004インふくちやま推進市民大会が5日、市民会館などで開かれた。”夜回り先生”として知られる元横浜市立高校教諭、水谷修さんが講演し、非行や犯罪に走る子どもたちを生み出す現代社会の問題点を鋭く指摘した。
講演する水谷さん
 講演は「さらば、哀しみの青春−今、私たちにできること、しなければならないこと」の演題。水谷さんは、35歳で横浜市立の日本最大の夜間高校に着任。「授業は成り立たず、まずは生徒たちと人間関係を作らないといけないと決意し、放課後の夜の街で夜回りを始めた」といきさつを紹介。毎夜11時から翌朝4時まで続け、子どもたちとの人間関係を築いていった。

 夜の世界に沈む子どもたちは、お前は駄目だと人を否定する攻撃的な社会、ずるい大人が生み出している。子どもたちは集団でしか大人には勝てず、暴走族に入り、心の優しい子は自分を責めて手首を切るリストカットに走る。リストカットは自殺するためでなく生きるための手段だとした。

 子どもたちの犯罪が増えているとし、「窃盗・万引きは物を考えさせない押し付けの一方的な教育やしつけ、凶悪犯罪はマスメディア、特にテレビアニメやサスペンスものの中での暴力が野放しになっていることが原因している」などと、子どもが引き起こす様々な犯罪の、その裏に潜む現実社会の問題点を経験から指摘した。

 最後に「人はみんな優しさを持っています。ぜひ、大人たちが子どもたちを多くの優しさ、声かけで満たして下さい。そこには悪や薬物の魔の手は来ないと信じています」と結んだ。

 会場の4階ホールは満席で、ロビーや3階の部屋に設けたテレビモニターの前にも多くの市民が詰めかけ、体験に裏づけされた説得力のある話に聴き入っていた。


写真:体験をもとに講演する水谷さん


珪石採掘場跡など巡る 中丹の歴史掘り起こす会
採掘場跡下で説明を受ける参加者
 中丹地域の有志でつくる「中丹の歴史と文化を掘り起こす会」(大槻知行事務局長)は4日、フィールドワークとして福知山市、三和町の珪石(けいせき)採掘場跡や地下軍需工場跡を訪れ、参加した会員や一般の人たち約20人が、作業に携わった朝鮮人労働者らの様子を地元住民らから聞いた。

 同会は、中丹地域に埋もれている戦争や平和についての歴史を発掘する狙いで3月に結成した。3カ月ごとにフィールドワークを行い、今までに舞鶴朝鮮初中級学校設立の歴史を学んだほか、福知山市の海軍基地・石原飛行場跡、綾部市の炭鉱場跡などを見学した。これらの歴史を後世に伝えるため、こんご冊子の発行を計画している。

 今回は、兵器工場の溶鉱炉などに使われた耐火レンガの材料となる珪石を採掘していた三和町芦渕の採掘場跡、戦闘機の部品を製造するために福知山市正明寺に設けられていたという工場跡を巡った。

 珪石採掘場跡では、作業にあたった人たちが住んでいた飯場跡や万灯山(標高320m)の頂上付近一帯にあったという採掘場跡の途中まで登り、地元の人らから説明を受けた。参加者は周囲に転がっている珪石を見ながら歩き、珪石運搬にトロッコ、ロープウエーが利用されていたこと、戦時中を中心とした全盛期には20人ほどが働いて1日20トンを産出していたこと、福岡県や北海道、中国に出荷していたことなどを聞き、熱心にメモを取っていた。


写真:採掘場跡下で地元の人から説明を受ける参加者


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