両丹日日新聞12月4日のニュース
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増える「110番のいえ」 この2年で2倍の910軒に

 全国的に子どもを狙った事件が増え、「地域一体で守る」意識が強まっている。福天地方でも、事件に巻き込まれそうになったときに子らが駆け込む「子ども110番のいえ」の設置が、2年足らずで2倍に急増した。しかし、「110番のいえの場所を子どもたちがきちんと知らない」「家人との交流がなく、いざというときに駆け込みにくい」などの課題もある。「どこにあるのか」「だれがいてくれるのか」。真の地域の安全拠点とするための策が講じられている。

 110番のいえは府警の取り組みで、子どもたちが登下校時や外出時、不審者事件などの被害に遭ったときや危険と感じたときに避難できる場所。各自治会、学校、防犯推進委員が危険個所の近くなどをピックアップし、住民や店舗、事業所が名乗りをあげ、地元主導で設置されている。

 福知山署管内では03年1月末で436軒、今年1月1日で520軒と少しずつ増えたが、このところ急激に伸び、11月24日現在で910軒になった。今も設置の申し込みが続いているという。

 急増の背景には、子どもへの声かけや連れ去り事案などへの危機意識が強まったことがある。福天地方でも今年上半期に声かけ事案が続き、設置数が増えた。ごく最近では奈良県の幼女誘拐殺害事件のあとに設置要望が集中している。

 福天地方の各地区では、防犯マップの作製、防犯パトロール、防犯ステッカーの着用などに取り組み、「犯罪を許さない地区」をめざす。その一翼を担う110番のいえだが、ただ設置するだけでは効果は薄い。子どもたちが場所を知っていることが前提であり、駆け込みやすい状況を作っていくことも求められる。

110番のいえの場所を確認不可欠な地域コミュニティー

 認知の工夫として福知山市の上川口地区では、上川口小学校の児童たちが9月、一斉下校中にPTAや教員と一緒に地域の110番のいえを確認して回った。自治会、防犯推進委員など地域の協力もあり、長野幸富校長は「校区内で不審者事案があってから、地域一体での防犯力が強くなった。110番のいえを子どもたちが回った時に顔見知りになった人が、下校時間になると子どもたちとあいさつを交わして見守ってくれていることもあると聞いています」と取り組みの成果を受け止める。

 「110番のいえは自分の通学路上にいくつあるのか」「今いる場所から近いのはどこか」など、項目を設けて子らが自ら調べてみることも効果がありそうだ。

 数は増えているものの、110番のいえを知らせるものは緑色のプレート1枚。縦40cm、横13cmで、実際に玄関などに張ってみると意外と目立たない。子どもたちが一目でわかるように見えやすい場所に張ることが前提だが、もっとわかるようにしようと、110番のいえの旗作りを進めている自治会や学校も出てきている。

 緊急時に避難しやすい体制を作るためには、子ども、保護者、学校、110番のいえの人らを含めた地域コミュニティーの確立が不可欠。知っているから駆け込める、との安心感を子どもたちが持てる地域作りが進み、110番のいえが避難所を超えた犯罪抑止力のある安全拠点となれば、地域防犯の強化につながる。


写真:上川口小児童は実際に地区内を歩いて、子ども110番のいえの場所を確認するとともに、家人との交流も図った


初滑りが待ち遠しい 公誠小児童らスキー板合わせ

 校内にスキー場がある福知山市雲原、公誠小学校(足立正幸校長、21人)で3日、スキー板と靴のサイズを合わせる「板合わせ」があり、児童たちが体に合った用具を選んだ。
サイズを確かめる児童
 1970年に地元の北陵地域振興会が、児童たちの体力づくりにと、同校グラウンド横の山の斜面に長さ約150m、幅約30mのゲレンデを整備した。以来雪が降ると、体育の授業などでスキーを楽しんでいる。

 スキー板などの用具やスキー教室の費用は、校内や地域で許可を得て採取したフキを販売して、その収益金を充てている。昨シーズンは1月14日に初滑りをしたあと、数回滑ることができ、2月には兵庫県鉢伏山スキー場でスキー教室をした。

 今年はゲレンデが台風23号の大雨による地滑りでえぐられたようになり、段差が生じてスキーをするのには危険な状態になった。このため今冬は学校近くの北陵コミセンのスキー場を使うほか、2月に鉢伏山にも行く予定にしている。

 スキーセットは約30セットあり、保管庫から板や靴、ストックが出され並べられると、児童たちは靴のサイズをみたあと、身長に合わせて板を選んだ。低学年は高学年や先生たちの助けで用具を見つけていた。

1年生2人にとっては初の板合わせで、スキー未経験の西田早里さん(7)は「板が合ってよかった。早く滑ってみたい」。経験者の井上大地君(7)は「もっとうまくなりたい」と話していた。


写真:スキー板や靴を着けてサイズを確かめる児童たち


放置自転車など96台を撤去 福知山市

 福知山市は1日、JR福知山駅前駐輪場で放置自転車の撤去作業を行った。市条例に基づき、96台を撤去。うち1台は沖縄県石垣市ナンバーの原付バイクだった。

 撤去した自転車などは3カ月間保管し、警察などへ照会したあと、所有者が判明したものは引き取りを促す。保管期間を過ぎれば市が処分する。

 返還については自転車1000円、バイク2000円の撤去保管料などがいる。問い合わせは電話(24)7054の市土木課へ。


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