両丹日日新聞11月26日のニュース
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AB型血液が底をつく緊急事態に90人駆けつける 京都での生体移植手術で大量の需要

 京都市内の府赤十字血液センターで24日、保管しているAB型血液が底をつく緊急事態になった。同市内の病院での手術で大量に使われたためで、福知山市長田野町の福知山血液センターでは25日、急きょ、周辺の長田野工業団地の各企業を回り、献血を呼びかけたところ、約90人が協力。多くの人たちの善意で急場をしのぐことができた。

多くの人たちが献血に協力した 23日夕方から翌朝にかけて京大病院で生体肺移植手術が行われ、その際に京都センターや福知山センターなどのAB型赤血球製剤110単位(400ミリリットル献血で55人分)が使われた。

AB型血液は一般に少なく、京都センターでは常時43単位を目標に確保に努めているが、今回の移植手術での供給で、24日午前10時30分からの90分間、保管がゼロという状態になった。同センターでは急きょ大阪や広島、宮崎の各血液センターからAB型血液を取り寄せ、計75単位を確保した。

 しかし同病院での生体肺移植手術後もこの患者に血液が必要なほか、福知山センターでも大量の供給で不足気味になっていた。このため同センターは、周辺にある長田野企業に協力を求めることにし、センター職員4人が25日の午前中に40社を回り、AB型血液が不足している事情を説明した。

 当日はセンターでの献血日で、午後から各企業の従業員たちが次々と協力に訪れた。この日は受け付けを午後6時まで延長。400ミリリットル献血に80人、200ミリリットル献血に9人が申し出、このうち計76人が献血することができた。

 クレシアに勤務する村越裕規さん(34)は「献血はこれまで何回かしていますが、今回は自分で間に合えばと思い協力しました。他にもたくさんの方々が来ておられびっくりしました」と話していた。

 福知山センターの藤井浩所長は「こんなに早く、しかも多くの方々に協力をいただけるとは思っていませんでした。感謝の一語につきます。何とか一定量を確保でき本当にありがたかった」と喜んでいる

写真上:多くの人たちが献血に協力した


地元の特産コンニャク作り 公誠小児童たちが取り組む

丸くなるようにかたちづくる 福知山市雲原、公誠小学校(足立正幸校長、21人)で25日、児童たちが地元の特産品、雲原コンニャク作りに励んだ。

 雲原コンニャクは地元のコンニャクイモを使い、丸く仕上げるのが特徴。市場にも出され、人気商品となっている。

 同校でのコンニャク作りは、地元の特産品作りを通じて、古里に愛着を持ってもらおうと、15年ほど前から続けている。

 コンニャクイモは、児童たちがグラウンドそばの学校農園で育てたものを使った。前日に小分けにしてゆでたあと、皮をむきミキサーにかけてどろどろの状態にしておいた。当日はこれを丸めてソフトボールぐらいの大きさに丸めていった。

 コンニャク作りに詳しい同校の校務員、尾上好江さん(54)に両手を使っての丸め方を教わりながら、かたちづくって、仕上がると湯の中に入れた。丸めている最中に、コンニャク玉を落としそうになる子もいたが、みんな楽しそうに取り組んでいた。

 6年生の井上茜さん(11)は「1年生の時から作っているので、うまくできるようになった。今年で最後ですが、また家でも作ってみたい」と話していた。コンニャクは全部で約200玉作り、26日の収穫感謝祭「ベジタブルフェスタ」で、刺し身にしたり豚汁に入れたりして食べる。


写真:丸くなるようにかたちづくる6年生たち

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