両丹日日新聞11月19日のニュース
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体と心の疲れが蓄積、先行き不安の声も 市が台風23号被災者の健康相談

 福知山市保健センターと市高齢者福祉課の保健師・看護師が、8日から17日まで台風23号で床上浸水被害に遭った人たちを中心に健康相談・家庭訪問を実施した。被災者は復旧作業などによる体の疲れと心労が蓄積され、血圧が平常時よりも高かったり、重いものを運んで腰痛に悩んだりしている人が多かった。一方で、「(正月を控えていることなど経済的な面で)先行きが不安」などと訴える人もいた。台風が与健康相談えた体と心への傷跡は癒えずにいる。

 被災直後は災害復旧に励み、薬を飲むことや定期的な通院を忘れてしまいがちになり、災害の2、3週間後に体の変調を訴える人が目立つといったデータもある。そこで、市でも災害復旧中の被災者の心と体を守ろうと、この期間にあたる8日から健康相談・家庭訪問をした。

 保健師と看護師は42自治会を巡回し、お年寄りを中心に288人と面談した。「睡眠が取れているか」「食欲はあるか」など、チェックシートに沿って質問。血圧測定、尿検査をしたほか、住民の要望や不安事などについても聞いた。

 住民からは「全身がだるい」「寝つきが悪い」「体を休められない」など健康不安が訴えられたほか、「1階で寝るのが怖い」「先行きが不安」「被災者支援の連絡窓口を一本にしてほしい」など、心の不安や市に対する要望も出されたという。そこで「頑張りすぎず、定期的に休みを取る」「つらいことは家族や友だちに話して」などとアドバイスした。

うがい、手洗い励行し風邪予防を

 また同センターでは「ここ数日はとても冷え込んできています。これまでにたまった疲れで免疫力が弱っているため、風邪を引かないよう手洗いとうがいの励行を」と呼びかけている。

 毎月最終火曜日は北本町2区のセンターで健康相談・栄養相談を実施している。血圧測定、尿検査なども行っている。年内は30日と12月21日で時間は両日とも午前9時30分から同11時まで。栄養相談は前日までに申し込みが必要で、電話(23)2788へ。


写真:石本会館で実施した健康相談(11日)


「21世紀枠」府推薦に府立工業 センバツへ可能性

 春の甲子園、第77回選抜高校野球大会の「21世紀枠」に、府からは府立工業が推薦されることになった。府高野連から推薦決定の知らせを受けた選手たちは「推薦に恥じないチームにならなければ」と、練習に一層励んでいる。
練習に熱が入る
 21世紀枠は通常の出場枠とは別。12月2日の近畿地区高野連理事会で6府県からの推薦校を近畿推薦1校に絞り、来年1月31日に開催される出場校選考委員会で、全国地区別9校の中から出場校2校が決まる。「枠は全国から2校」とあって厳しいが、「それでもセンバツへの道が開けた」と関係者の喜びは大きい。

 府立工業は先の秋季府大会で8強入り。夏の府大会でも、優勝した京都外大西と3回戦で対戦し、延長に持ち込み善戦するなど、力をつけている。学業にも真剣に取り組んでいることなどが評価された。

 学校自体も様々なイベントに生徒たちが参加して、地域に貢献。また野球をするには条件的に厳しい立地・施設環境にある中で努力している。

 通学圏が広く、選手の多くも列車通学をしている。通学時間が長く、列車本数が少ないため思うように練習時間が取れず、密度の濃い練習をする必要があるが、大会で上位に進出し、強豪校の練習や試合を見るようになって、部員たちの練習に向かう姿勢が変わってきたといい、守本尚史監督は「8強に進んだ秋の大会以降は特に熱心になってきました」と話す。

 秋季大会は右サイドハンドの島田貴之投手(日新中)が、ほぼ1人で投げ抜いた。打線は先頭の安宅基(白糸中)、2番・大槻晃央(日新中)、3番・藪見良輔(成和中)、4番・塩見亮太(日新)、5番・島田の上位・中軸で得点してきた。投打、守備ともまだ課題は多いが、伸び盛りでもあり、これからが楽しみなチーム。

 守本監督は今回の推薦を「OBを含め、地道にやってきたことが評価していただけたもの」と話し、塩見主将は「学校全体の頑張りが認められた思いがしてうれしいです」と喜ぶ。それでも浮かれることはなく、自分たちの力を冷静に見つめながら、レベルアップに励んでいる。


写真:推薦に恥じないチームにと、練習に熱が入る

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