両丹日日新聞11月17日のニュース
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がん検査 全身を素早く ルネス病院が北近畿では初めてPET装置導入へ

 福知山市末広町1丁目の京都ルネス病院(冨士原正人院長)は16日、がんの早期発見などに役立つ「PET(ペット=陽電子断層撮影)装置」を導入し、PET総合画像診断センターを来年6月1日にオープンする、と発表した。導入は北近畿では初めてという。

PET総合画像診断センター完成予想図 PETのがん検査は、がん細胞が正常細胞より多量の糖分を消費する特性を利用するもので、放射性物質と糖分などを含む薬を投与した後にPET装置で体内の糖分の集まる動きを画像化して診断する。

 PET検査では、被ばく量がバリウムを用いた胃のX線検査の約半分と身体的影響が小さいうえに、30分ほどの短時間で、全身を調べることができる。がんの早期発見や転移、再発の把握にも効果を発揮すると期待されている。

 しかし、PETにも不得手があり、たとえば結核の場合でも糖分消費量が大きくなるためPET検査だけでは判断が難しい。さらに胃がんや肝臓がんなどの中には糖分消費が激しくないものもあるため、PET単独での診断では効果が薄い一面もある。

 冨士原院長は「PETは優れたものだが、それだけで完璧な診断はできない。他のCTやMRIと併用することで力を発揮する」と説明する。

 同センターは現病院横で10月から建設中で、来年4月末完成予定。鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積約1200平方m。PET診断室2室のほか、投与する薬を製造するサイクロン室、安静室、内視鏡検査室などを備える。

 PET検査の受診料は現在のところ、保険適応の場合で3万円以下、自費負担の場合は約10万円になるという。


写真:京都ルネス病院PET総合画像診断センターの完成予想図


三和町リコールの署名集まらず 住民グループが「終結」報告

 福天合併問題をめぐり、三和町長の解職請求(リコール)署名活動をしていたグループが16日午後、署名活動期間内に必要数が集まらなかったことを報告した。同町でのリコール運動は、これで終結した。

 署名集めをしていたのは「住民投票を求める三和町民ネットワーク」。春に合併の是非を問う住民投票条例制定を求め、町有権者の過半数の署名を集めて請求したが、町長が反対をしたため、10月13日からリコールの署名集めをしていた。

 解職を請求するには有権者の3分の1、三和町の場合は1245人分の署名が必要だったが、今月13日までの期間中に必要数を集めることはできなかった。町民ネットワークは「私たちの力不足」などとする見解を発表したが、実数は公表しなかった。

 田中敬夫町長は署名が集まらなかったことに対して「頑張ってやれと、町民のみなさんに言っていただけたのだと思う」と話し、「リコール運動が起きたこと自体は、謙虚に受け止め、合併問題への住民説明を十分にしていきたい」としている。

大江町は有効1764人 本請求経て住民投票へ

 大江町選挙管理委員会は、伊藤堯夫町長のリコール運動に取り組んでいる町民グループから提出された署名簿を審査し、1764人分を有効として17日から関係者が縦覧できるようにした。有効署名数は、解職を問う住民投票の実施に必要な数を超えており、住民投票が実施される見通しになった。縦覧は23日まで7日間。

 提出していたのは、福知山市、三和町、夜久野町との合併問題で町長の解職を求める「3143ふるさと大江を愛するネットワーク」のグループ。署名簿を10月27日に提出していた。

 審査した町選管によると、署名簿に記載された署名総数は1802人で、そのうち選挙人名簿に載っていない人が署名するなどした38人分を除き、1764人分を有効署名とした。地方自治法による住民投票実施に必要な有権者数(9月2日現在4752人)の3分の1以上に達している。

 縦覧で異議申し立てがなければ、7日後に署名簿をグループに返付する。グループは、返付を受けてから5日以内にその署名簿を添え、改めて町選管に町長解職の本請求を行う。町選管はその日から60日以内に町長の解職を問う住民投票を実施することになる。

 署名簿は、午前8時30分から午後5時まで、選挙権のある町民ら関係者のみ役場で縦覧できる。

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