両丹日日新聞11月1日のニュース
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航空映像で恐ろしさ実感 防災リーダー養成講座

 福知山消防署の自主防火、防災リーダー養成講座が31日、福知山市野花の川口コミセンで開かれた。福知山市と近隣にも大きな被害をもたらした台風23号の直後とあって、参加者はいつも以上に気持ちを引き締めて参加していた。

台風23号の映像を見た 同講座は17日から始まり、12月12日まで各地域を回って開かれる。阪神淡路大震災以降、地域での自主防災の必要性が問われ、自分たちの地域は自分たちで守るとの意識を住民全体に広げていこうと、一昨年から始まった。

 今回は、上川口、金谷、三岳、金山、雲原地域が対象。台風23号で大きな災害が起きたところもあり、中止するべきか尋ねたが、各地域ともほぼ落ち着きを取り戻しているため、各自治会から「きちんと研修をしたい」との答えがあり、開催することが決まった。

 これまでは講座を始める前に阪神淡路大震災のビデオを見ていたが、今回は京都市消防局のヘリコプターで撮った台風23号襲来の翌21日の由良川の状況の映像を見た。

 ヘリコプターは福知山市から大江町へ続く由良川を上空から映した。濁流が道路や民家を覆う恐ろしい光景に、参加者たちは目を奪われていた。

 身近に起こった災害の恐ろしさをかみ締めながら、地域防災リーダーの必要性を学び、消火、救出、救護の体験活動に真剣に取り組んだ。

 同消防署の西田一二三・予防課長は「ビデオは台風23号のものに急きょ差し替えました。災害は身近なこと、との認識を高めていただき、自主防災への理解を深めてもらえれば。今後、自治会などの研修で活用していきたい」と話していた。


写真:台風23号で街を飲み込んだ由良川の映像を見て、災害の恐ろしさと自主防災の必要性を学んだ


ボランティアが復旧に大きな力 大江町に延べ2647人が訪れる

 台風23号の被害が大きかった大江町で、10月23日からボランティアセンターが開設されたが、町外からの受け入れを終えた31日までに、延べ2647人が救援に訪れた。

 町社会福祉協議会が北近畿タンゴ鉄道「大江駅」裏手に設けたボランティアセンターには、町内外から連日多くの人が駆けつけ、泥の撤去や家財の運び出し、水洗いなどにあたり、被災住民とともに復旧作業をしてきた。
多くのボランティアが集まった
 同センター開設後初めての日曜日の24日には413人、その後も平日ながら200−300人が訪れ、青い名札を付けたボランティアの姿が町内で見られない日はなかった。

 緊急を要する復旧作業は一応のめどが立ったとして、今後はボランティア募集の規模を縮小することにし、同センターを窓口にした町外からのボランティアの受け入れは31日で終えた。

 ボランティアは、地元で被害の少なかった地域の町民、近隣の福知山市、三和、夜久野両町をはじめ、京阪神地域など遠方からもあった。団体だけでなく個人として足を運んだ人もいた。

 最終日の31日には、受け付けを始める午前8時30分前ですでに100人以上が集まっていた。その後も次々と訪れ、これまでで最多の429人となった。

 1日からは波美の町老人福祉センター・舟越会館の社協事務所で地元の人らを中心とするボランティアで対応する。


写真:受け付け開始の午前8時30分には、多くのボランティアが集まった(31日)

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