両丹日日新聞10月28日のニュース
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校舎が被災し授業に支障 福知山市の公誠小、北陵中

 隣接して建っている福知山市雲原の公誠小学校と北陵中学校は、台風による山崩れや地滑りの被害で、一部の校舎やグラウンドが使えない状態になっている。25日に授業を再開したものの学校生活に支障が出ており、北陵中学校では校舎の復旧工事が終わるまで、近くの北陵コミセンを使って授業をする方向で検討を進めている。

 両校は、大江山連山の赤石山のふもとにある。台風通過時には、学校スキー場上の深い谷に集中した山水が、両校敷地内全体を通って滝のように流れ、一時は濁流の水かさが校舎の基礎部分が壊れた40cm近くに達した。

 北陵中では、木造2階建ての教室棟東側のがけが幅40m、高さ13mにわたって崩れ、同校舎の避難階段が壊され、1階の理科室も壁が傾いて土砂が流入しそうな状態。危険なため、校舎には入れず、全学年が本館棟に移って特別教室2室を間仕切りするなどして授業をしている。理科、技術、家庭科室、トイレなども使えない。

 公誠小は、3階建て校舎の道路沿いの法面(のりめん)が2カ所崩落。基礎部分の一部が壊れている。また、電柱が校舎側に傾いているため、3年生までは普通教室が使えず、和室、家庭科室を代用している。

 このほか、スキー場はゲレンデが大きく陥没。グラウンドは地滑りした土砂や木で覆われ、50cm近く埋まっているところもある。

 市教委では「被害個所が多く、測量調査を急いでいる。1日でも早く復旧工事に取りかかれるようにしたい。北陵コミセンでの授業については検討中」と話している。


写真:公誠小では、道路沿いの法面が崩れ、校舎の基礎部分が壊れた


大江町関上空23号災害の惨状まざまざ
 国交省福知山事務所が由良川筋の航空写真を公開


 国土交通省福知山河川国道事務所は27日夜、台風23号被害の状況を撮影した航空写真をホームページで公開した。21日午前に由良川筋をヘリコプターで撮影して回ったもの。前夜のピーク時より水位は下がっているものの、依然浸水したままの大江町役場や国道175号、中丹広域農道など、大江町、福知山市の災害の様子がまざまざと映し出されている。

 大江町南有路上空では、大雲橋だけを残して周囲の道路が完全に水の中。大江町役場上空の写真からは、役場や周辺の家屋が水に浸かっている様子が確認できる。町内の写真は音無瀬橋いずれも泥の湖のよう。どこが由良川かさえ判別できない。

 福知山市内の写真も、新音無瀬橋周囲は市街地や中集落一帯の広範囲に水がついており、戸田橋付近の写真からは、戸田集落などの被災状況がうかがえる。


写真上:大江町関上空(矢印が町役場)
写真下:福知山市の新音無瀬橋上空
=共に国土交通省福知山河川国道事務所提供


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