両丹日日新聞10月14日のニュース
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合併問題で夜久野町長が意向調査の考え 住民グループ一定評価

 福天1市3町合併問題で夜久野町の住民グループ「住民投票を実現する会」は、大江輝久夫町長から、住民投票実施などを求めた申入書に対する回答を受け、13日夜、会議を開いた。住民投票実施の申し入れには沿えないが、住民説明会の後にアンケートなどで意向調査を図りたいとする町長の意向に、一部理解を示した。

 同会が申入書で求めたのは、住民投票の実施▽合併協で11月調印、12月議決の延期を提案▽住民説明会を全集落で−の3点。

 回答では「すべての合併項目が決まり、新市の姿が明らかになった時点で合併是非を判断すべきであり、住民の代表者からなる議会の権限と責任において議決されるべき」との意見は変わっていないものの、財政シミュレーションなどをもとにした住民説明会の後で、町民の意向調査を実施したいとの考えを示した。

 調印・議決延期については「日程的に苦しいが合併協で十分に議論すべき事項。意見反映に努めたい」。住民説明会については「資料や実施する方法などについて議会などのご意見を伺いながら進めていきたい」としている。

 同会の足立晶代表は「住民投票ではないが、意向調査で住民の意思を見ることができると受け止め評価したい。調査の結果を重視していただきたいとの申し入れも考えているが、今はこれから始まる住民説明会のなりゆきを見守りたい」とコメントしている。

 13日の会議では、住民説明会をより良いものにするために同会としても十分に勉強して臨むことを申し合わせた。住民説明会は10月中旬以降に実施予定だったが、下旬以降になる見通し。


自主防災の重要性説く 市自治会長会で豪雨災害の福井市職員

 福知山市の秋季自治会長会が13日、市武道館で開かれ、今夏、豪雨災害に見舞われた福井市から、災害対策にあたった市の幹部職員2人が訪れ、自主防災の重要性について講演。出席した約200人の自治会長が耳を傾けた。

災害の様子などを聴いた 福井豪雨災害は7月18日未明から雨が降り、福井市では1時間最大雨量75ミリを記録。中心市街地を流れる足羽川の堤防が決壊し、甚大な被害を受けた。浸水した家屋は床上、床下合わせて1万1310世帯近くに上り、129棟の家屋が倒壊、半壊、一部損壊を受けた。

 「雨で前が見えず、レースのカーテンが前にあるような視界だった」。戸田敏男・市建設部長は午前5時すぎに自宅から市役所へ向かうときの様子をこう振り返った。やがて堤防のいたるところから水が噴き出したため堤防決壊の恐れがあるとして、広報車で住民に避難を呼びかけたことなど当時の様子を克明に語った。

 村尾敬治・市総務部長は、「街のど真ん中で堤防が決壊し、10万人近い市民に避難勧告を出した。しかし、堤防決壊による死者は1人もいなかった」と指摘。これは年1回、全地区で行っている防災訓練や自主防災組織の活動が大きく機能した結果だとし、「自分たちの命、財産は自分で守り、地域で守ることが大切。各自治会で自主防災組織を立ち上げ、あらゆる災害に備えて」と繰り返し訴えた。

 講演後は市職員が福天1市3町の合併協議の状況などについて事務報告をした。


写真:福井市の職員から災害の様子などを聴いた


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