両丹日日新聞10月1日のニュース
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福知山高技専で販売実務の訓練スタート 知的障害者の自立支援目的に

 福知山市平野町、府立福知山高等技術専門校(柴田伸之校長)で1日午前9時から、知的障害者を対象にした新設の販売実務科の入校式があり、10人の入校生が訓練のスタートを切った。

入校式 同科は府北部地域の知的障害者の自立、支援を目的に新設された。訓練内容は、スーパーなどでの後方支援業務(バックヤード作業)に必要な商品知識や商品の仕分け、パック詰め、陳列作業、レジスターの使い方などのほか、パソコン操作、漢字の読み書き、基礎計算、職場のルールなども学ぶ。訓練期間は6カ月。

 入校生は福知山、綾部、京丹後各市、夜久野、野田川両町の20−40歳代の人たちで、男性7人、女性3人。

 入校式では入校生10人の紹介のあと、柴田校長が「訓練で知識や技術を身につけるだけでなく、社会人として必要な自立心、忍耐力、協調性も養ってほしい」と激励した。教室は今年度から廃科になった電気システム科の実習棟を改装。模擬店舗として陳列台やレジスターなどを置き、実技訓練をする。


写真:入校式で紹介される入校生たち


万葉集の「思い草」咲く

 万葉集に「思い草」の名で詠まれている「ナンバンギセル」が、福知山市の歌人・川口克己さん宅前で薄ピンクの美しい花を咲かせた。ナンバンギセルはススキなどに寄生しないと生きられない植物。川口さん「思い草」ことナンバンギセルは9月28日、ミョウガに寄生しているのを発見。「文献にはミョウガにも寄生すると書いてあるが、実際に見たのは初めて」と驚いている。

 ナンバンギセルは、「ハマウツボ科」に属し、葉緑素を持たず、光合成ができないため、ススキやミョウガ、サトウキビから必要な養分を得る。この辺りでは、野笹のスイレン池と筈巻の無量寺近くの池周辺でよく見かけるという。川口さんは玄関近くのススキの根元で育てていたが、2年ほど前から姿を見せなくなっていた。

 今回発見したのは、その場所から3m離れた渓流沿いの斜面。葉はなく、キセル(マドロスパイプ)のような、つぼ状の可愛らしい花が、うつむきかげんに咲いている。川口さんは「きっと、以前育てていた場所から種が飛んでいったのでしょう。寄生植物なので大家のススキが刈られすぎると、姿を消してしまいます。鉢植えの方がうまく育つようで、昔はよくススキと一緒に植えて楽しんだものです」と話していた。

 万葉集では、「道の辺の尾花がもとの思い草いまさらに何の物か思はむ」と詠まれている。下をうつむくように咲く花を、物思いにふける女性に例え、「道のほとりの尾花の陰の思い草のように、今さら何を思いわずらうことがあろうか。あなたの愛を信じているから」などと解釈されている。


写真:薄ピンクの花を咲かせた、「思い草」ことナンバンギセル。種になったものを含めて4本あった。高さは5cmほど


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