両丹日日新聞9月30日のニュース
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台風21号 大江町で由良川はんらんし、道路、田畑が水浸し 29日の雨量が各地で100ミリ以上

 日本を縦断し、各地に大きな災害をもたらした台風21号は、府北部にも大雨を降らせ、30日午前1時に由良川音無瀬橋で4mの警戒水位を超えた。福知山市の筈巻橋近くでは道路が一部で冠水、取り残された車があった。大江町では由良川の一部がはんらんし、田畑や道路が一面水浸しになるなどの被害が出ている。

 福知山市では、29日朝から降っていた雨が、夕方には一時小康状態になったが、台風が接近してきた夜には再び激しく降り出し、アメダスによると、午後8時には時間雨量27ミリを記録。同日の総雨量は111ミリに達した。夷の大信寺では裏山が崩れたが、幸いけが人はなく、建物の被害もなかった。

 国交省福知山河川国道事務所によると、音無瀬橋の由良川の水位は、午前1時に4.02m、同2時10分には4.28mに達した。その後徐々に低下し、同5時には警戒水位を下回った。大江町南有路の大雲橋では、午前2時10分に警戒水位5mを超え、同6時にピークの6.10m、同8時30分でも5.88mと高い水位が続いている。

 綾部市では29日の総雨量が117ミリ、三和町では126ミリ、和知町で128.5ミリを記録するなど、由良川上流域でも激しい雨が降っており、さらに和知、大野ダムの放流もあり、水位が上昇したとみられる。

尾藤橋は水没した町内4橋冠水、通行止め

 大江町では、大雲橋で警戒水位を超え由良川本流に架かる町内5つの橋のうち同橋を除く4つの橋が冠水、30日正午現在も通行止めなっているほか農地が水に浸かるなどの被害が出ている。町内の小中学校では朝から美鈴小を除き自宅待機とし、美河小と大江中は休校になった。

 同町は、台風の接近で29日午後8時10分に災害警戒本部を設置。町職員をはじめ消防団員約60人が出動し、警戒に当たった。由良川では水位が上昇し、在田橋、尾藤橋、波美橋、有路下橋の4橋を同日午後11時45分までに通行止めにした。

 同町では、このほか尾藤で空き家1軒が床下浸水し、他にも家の裏山が崩れるなどしたが、けが人などは出ていない。大雲橋で警戒水位を超えたのは1999年6月29日の梅雨前線の活発化による大雨以来という。

 同町では、朝から職員が町内を回り被害状況を詳しく調べている。また三和町や夜久野町でも町職員や消防団員らが出動し警戒に当たったが、30日午前11時現在、大きな被害の報告はないという。


写真:由良川に架かる大江町の尾藤橋は完全に水没した


「11月調印、12月議決」難しい 夜久野町議会で町長が見解示す

 夜久野町の大江輝久夫町長は28日の9月定例議会一般質問の答弁で、福天1市3町の合併について、11月調印、12月議決は難しいとする見解を示した。

 中島英俊議員の「もっと議論が必要であり、11月調印、12月議決を延期しないと禍根を生み出さないか」との質問に答えた。

 大江町長は「一定のスケジュールで8月調印、9月議決が決まっていたが、福知山市長選挙によって、合併協議に3カ月の空白があり、その3カ月を足すと11、12月になる」と最初に説明。

 しかし「福知山市議会での高日市長の11、12月発言は、市長見解と受け止めている」として「いたずらに延ばす気はないが、10月中旬以降に住民説明会を行う予定にしており、その関係で11月調印、12月議決は無理があるのではないかとの私見をもっている」と述べた。


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