両丹日日新聞9月25日のニュース
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大江病院公設民営で存続との方針示す 累積赤字は町で清算

 大江町の伊藤堯夫町長は24日に記者会見し、赤字運営の国保大江病院の存続について「適正規模の公的医療機関を前提に、公設民営で存続を図りたい」との方針を明らかにした。

 同病院は、1953年に国保診療所・隔離病舎としてスタート。これまで町民福祉の中核医療施設として整備拡充が図られてきた。しかし、医療制度改革や薬価基準の切り下げなどで経営環境が悪化し、03年度末で1億5300万円の累積赤字を抱え、このままでは存続が危ぶまれる状況に至っている。

 そこで町は、今年2月に国の公営企業経営アドバイザーや助役、同病院の院長、事務長で病院改革委員会を設置。このほど改革委から、公設民営病院にする▽民営化への手順として累積赤字を解消する−など内容とした答申を受け、基本的な方向を固めた。

 内容は(1)将来的に存続するため公設民営の病院にする(2)民営化前に累積赤字は町が清算解消する(3)必要と見られる設備投資は整備する(4)民営化にあたっては全職員の雇用の確保を前提とする(5)町営の訪問看護ステーションと民間委託の地域介護支援センターは病院運営と一体的に管理運営して地域医療の拡充を図る(6)医師の確保に関し、従来どおり府と府立医大から医師派遣の支援をいただく−の6項目。

 伊藤町長は「1市3町の合併にかかわらず早急に改革が必要で、今回その方向を決めた。病院は何としても残さないと、住民の理解は得られない。公設公営も検討したが、まず残すことが大事と判断した」と述べた。

 その上で「土地や建物は町が持つ。民営化前に更新が必要な医療機器は更新し、施設も必要な修繕は町で行いたい。職員はいったん全員退職の形をとり、再雇用することになる」とした。

 病院規模と移行時期については「ほぼ今の規模を維持できる形で進めたい。これから国や府の指導を受けながらコンサルタントを交え、運営団体の公募基準を決めていきたい。民営化時期は今年度内には決めたい」との考えを示した。


合併住民投票条例議員提案を求める 大江町の明日を考える会

 1市3町の合併問題で町長のリコール運動が進む大江町で、運動を進めるグループとは別の町民グループが、全議員に改めて議員提案による住民投票条例の制定を求める手紙を届けた。

 このグループは、大江町の明日を考える会。1954年に大江中学校を卒業した高橋良明さん(65)ら同級生10人でつくっている。

 6月議会で地元住民グループが有権者の66%にあたる3143人の署名を集めて請求した合併の可否を問う住民投票条例の制定案が賛成少数で否決された。これを受けて新たに行動を起こした。

 手紙は「イデオロギーなどを超越し、真に町民のことを思うとき、合併することが将来の子々孫々にとって本当に最良の道なのか、否かのこんな大切な問題は町民に問うて判断してもよいのではないか」とした。

 また「合併を急がなければならないのか、財政的なものだけで来年3月までに結論を出さなければならない問題か、もっとじっくり考えるべきではないでしょうか」などと再考を求めている。

 23日に全議員14人に届け、その上で同条例を制定するのに賛成か、先の議会決定通り必要としないか、25日までに同封する用紙で回答するよう求めている。

 高橋さんは「条例制定に反対した議員さんの中には、選挙の際に合併問題は住民の意見を聞くと公約された人もいる。町内の混乱を避けるためにも条例制定をいま一度考えてほしい」と話している。

住民投票めぐり初日から慌ただしく対応協議 三和町議会9月定例会

 三和町議会9月定例会は24日に開会したが、合併住民投票問題をめぐって初日から慌ただしい動きが続き、日程が一部変更された。本会議を1日追加して27日にも開く。

 初日の開会は1時間遅れて午前10時になった。6月定例会に住民投票条例制定を請求した住民グループが、21日に町長、22日には議会へ再度の申し入れをしたことを受けて、開会前に議会運営委員会がもたれたため。本会議冒頭では、木戸正隆議長が、住民グループから寄せられた申入書を全文読み上げ、紹介した。

 この後、人事案件などを審議して本会議は休憩。議員らの協議が続いた。午後からは全議員協議会に田中敬夫町長ら町三役と小林英夫教育長も出席。踏み込んだ話し合いが行われた模様で、会議の部屋を出入りする議員らの表情は一様に厳しかった。全協は夜まで続き、本会議は延会となった。

 当初の議会日程は27、28両日に決算特別委員会を行い、30日から一般質問に入る予定だったが、初日に予定していた昨年度の各会計決算認定案の上程が出来なかったため、27日に本会議を開いて上程。引き続き特別委員会を開く。28日中に終了しなかった場合には29日にも委員会をもつ。一般質問は予定通り30日から。


新町、広小路に「商店探偵団」 NHK総合テレビで29日と10月6日に放映

 福知山市の新町商店街と広小路商店街が、NHK総合テレビの午後6時10分からの番組「ニュース610 京いちにち」で紹介される。各地の商店街を訪ねているもので、新町は29日、広小路は10月6日に放収録するロケ隊映される予定。

 同番組は、月曜日から金曜日までの50分間で、京都府限定。毎回、府内のニュースや暮らしに役立つ情報を伝えているほか、日替わりコーナーを設けている。両商店街は水曜日の企画「ぼくらは商店探偵団」で取り上げられる。

 放映されるのはそれぞれ5、6分間。新町は、古い物を大切に後世に伝える商店街として、SLや懐かしい鉄道部品などを展示している福知山鉄道館ポッポランド、老舗に残る古時計など、広小路は代々続く福知山踊りにスポットをあて、通り沿いに並ぶ16体の踊り像や街の発明家が開発した「からくりどっこいせ」などがそれぞれ紹介される予定。

 探偵にふんする京都放送局の瀧川剛史アナウンサーと商店街の人たちとの触れ合いも見どころとなっている。

 24日には、同番組のロケ隊が両商店街を訪れ、1日がかりで収録した。


写真:ポッポランドで収録するロケ隊


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