両丹日日新聞9月16日のニュース
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壮観 グランドキャニオンの模型造る 10月30、31日、ミニSLフェスタ5周年記念大会

 全国各地から多彩なミニSLが集まる「ミニSLフェスタ・イン・フクチヤマ2004」(同フェスタ実行委員会主催)が10月30、31両日、福知山市の御霊公園、広小路通りで開かれる。5周年記念大会となる今年は、1周700mのコース沿いに、福知山左官工業協同組合(田辺巖理事長)の協力で制作したアメリカの世界遺産、グランドキャニオンの渓谷模型を置き、楽しい鉄道の世界を演出する。
グランドキャニオンの模型
 鉄道のまち福知山をPRする狙いで始まった同フェスタは、ミニSLイベントとしては日本最大規模。昨年は各地から過去最高の89両が集結した。レールが敷かれているだけでは殺風景と、コース沿いに踏切、トンネル、橋りょうなどを設けてきたが、今年はさらに盛り上げを図ろうと、同組合にグランドキャニオンの本格的な模型制作を依頼した。

 模型はレールの両脇に置く。持ち運びをするため、組み立て式にしており、高さが約1.6mから約70cmまでの棒状の岩を並べ、延長約6mの渓谷を再現する。

 岩は市リサイクルセンターに出された発泡スチロールや段ボールなどを加工して本体を制作。それに小石や砂利が入ったセメントを塗りつけ、岩肌の雰囲気を出した。セメントは全部で950kg使った。

 田辺理事は「グランドキャニオンの写真を基に設計図を作り、制作しました。一つずつ違う岩の形づくりと凸凹のある岩肌の再現に苦心しました」と話していた。

 同実行委では「迫力満点に仕上げていただいた。ミニSLに乗って小さな鉄道の旅をする人たちに喜んでもらえそうです」と、出来栄えに満足していた。


写真:延長6mの渓谷になるグランドキャニオンの模型


合併問う住民投票条例制定案 再び上程 夜久野町議会

 夜久野町議会9月定例会は15日に開会し、福天1市3町の合併を問う住民投票条例制定案が議員発議で上程された。

 同条例案は6月に住民グループが直接請求したが、7月の臨時議会で否決されている。

 提案者の衣川清美議員は「前回は、議会での十分な討議もないまま住民投票だけで合併是非を決めようとすることに賛成すれば、直接選挙で選ばれた議会そのものを自ら無視することになった」と説明。今回は「議会における最終判断の参考として住民の意思を知りたい」としている。

 前回は無記名投票が行われ、賛成2票、反対6票、白票5票(町議会規則により反対票扱い)で否決された。

 両丹日日新聞社の取材に対して衣川議員は「白票を投じたほかの議員にも、自分の思いは理解してもらっていると思う」と答えており、採決では賛否が拮抗(きっこう)する可能性がある。

 同案は特別委員会に付託されており、29日の本会議で採決が行われる予定。


居並ぶギャル退けて還暦でお茶子クイーンに 上方落語「彦八まつり」で森口安子さん

 上方落語のお祭り、「彦八まつり」が大阪市天王寺区、生國魂神社でこのほど開かれ、イベントの一つ「お茶子クイーンコンテスト」で福知山市の女性がクイーンに選ばれた。20代の女性たちを退け、栄冠を射止めたのは還暦60歳のアマチュアお茶子さん。コンテストに出て福知山をアピールするのが目的で、賞などは他人事でいただけに、本人も周囲も驚くやら喜ぶやら。副賞の韓国旅行を得て大騒ぎとなった。

 まつりは大阪落語の始祖と呼ばれる米沢彦八にちなみ、彦八が活躍した同神社に記念碑が建ったのを機に、上方落語界のファン感謝イベントとして毎年開かれるようになった。14回目を数える今年は実行委員長を笑福亭鶴瓶さんが務め、明石家さんまさんが「笑福亭さんま」だったころの着物姿で登場するなどクイーンに選ばれた森口さん話題を呼んだ。

 会期は2日間で、期間中に様々なイベントが組まれた。その一つが、お茶子クイーンコンテスト。落語会で座布団を運んだり、演者の名前が書かれた名ビラをめくったりするお茶子さんのコンテストで、これまでは若い女性たちによるミスコンテストの色彩が濃かったが、今年は応募資格が16歳から88歳までの女性▽座布団の持ち運びが出来る健康な人▽当日浴衣姿で参加できる人−との条件になった。

 これに福知山から参加したのが共栄高校校務員、森口安子さん。長男が福知山の女性落語家、桂三扇さんの幼なじみという関係から、初めての「ふくち寄席」が計画された際に三扇さんから「おばちゃん手伝って」と頼まれ、世話役になった。5年ほど前からは、そのふくち寄席でお茶子役もするようになった。

 ふくち寄席は今年10周年を迎え、8月に開いた記念の寄席には、師匠の桂三枝さんらを迎え、会場は大入り満員となった。これを機に一層の飛躍をと、「大阪でもふくち寄席の宣伝したいし、おばちゃん出て!」と、またまた三扇さんに頼まれ「そやねえ、記念の年やしねえ」と引き受けることに。コンテスト直前に60歳の誕生日を迎え、還暦になるのも、参加動機の一つになった。

 予想はしていたものの、いざコンテストの場に立つと、やはり周囲は若い人ばかり。ゲストで来ていた前年のクイーンもそうだった。場違いに思いつつも「お遊び、お遊び」と、しっかりステージを楽しみ、出番では寄席のアピールも十分にした。

 「鶴瓶さんに優しく話をしてもらえて、うれしかったですし」と満足感いっぱい。「これで役目も終えた」と思い、あとは審査発表で3位、準優勝の人の名前が読み上げられても他人事。隣の人とふくち寄席の話をしていたほどで、優勝者の発表で名前を呼ばれてびっくり、大騒ぎになった。

 クイーンになった実感より「よい宣伝になりましたかねえ」と笑う森口さん。「福知山マラソンと同じく、全国に名前が広まればうれしいです」と話している。


写真:見事優勝してクイーンのたすきを受けた森口さん(写真は上方落語協会提供)


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