両丹日日新聞9月1日のニュース
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パラオのエサール小と姉妹校の締結 福知山の修斉小

 福知山市新庄の修斉小学校(鳥内紀代美校長)とパラオ共和国の国立エサール小学校(ビル・レエールル校長)が今夏、姉妹校の締結をした。パラオは、南太平洋上にある親日的な国で、戦前に日本が統治していたため、日本語が残る。国際理解教育を進める修斉校では、2学期から作品交流などを通した交流を始めることになり、鳥内校長が1日の始業式で、児童たちに「仲良く交流を」と呼びかけた。

 姉妹校締結は、同校の元PTA会長で会社役員、竹部直樹さん(52)が、エサール校の改築支援をしたのがきっかけ。昨春、京都市などで開かれた第3回世界水フォーラムに出席したパラオのトミー・エサン・エサール小でテープカットレメンゲサウ・ジュニア大統領から、老朽化が進んでいる同校が財源不足で修繕できないことを聞き、支援を申し出た。この時、両校の友好親善を図ろうと提案していた。

 パラオは、日本の真南でグアム島とフィリピンの間に位置する人口約2万人の常夏の国。200を超す島で成り立つ。第1次世界大戦を経て日本が治め、学校や道路などの整備を進めた。アメリカの管理下になったあと、94年に独立し、豊かな自然を生かした観光を基幹産業にしている。しかし、産業振興は思うように進まず、日本など先進国が支援を続けている。

 小学校は8年制で、エサール校は、最大の面積をもつバベルダオブ島のエサール州の海岸沿いにある。児童数は約60人。開校して50年以上の歴史を持つが、校舎内の天井が落ちたり、壁がはがれるなど傷みが激しかった。

 同校で27日に開かれた改築工事完成式、姉妹校締結盟約式には、パラオのサンドラ・ピエラントッチ副大統領や教育大臣、学校関係者、竹部さんらが出席。新しく生まれ変わった校舎前でテープカットをするとともに、姉妹校締結の覚書を交わした。覚書には、相互同意、財源確保ができることを前提として、代表団の派遣や文化交流、相互の授業参観を計画することを記している。また、修斉校の校訓「真面目に働き世の為に尽くせ」を入れた額を教室に掲げた。

 姉妹校締結についてレエールル校長は「日本とパラオの友好と相互関係の始まりになる」と喜んでおり、エサール州の名誉市民にも選ばれた竹部さんは「物質的には貧しいながら、豊かな自然の中で生き生きと暮らすパラオの子どもたちの姿や目の輝きに、私たちが見失った大切なものの原点を感じ、親日的なこの国の子どもたちが将来豊かになってくれることを願って支援をしました。交流を通じて両校の子どもたちが、心豊かに、健やかに成長してほしい」と話していた。

 鳥内校長は始業式で児童たちにパラオの国柄を紹介し「交流を通して、世界にはいろんな国があり、小さな国の子どもたちも同じように頑張って勉強していることを知ってほしい。互いの国の文化も理解し合える交流をしましょう」と呼びかけた。

 同校では、在日中国人やチベット人声楽家を迎えて講演会を開いているほか、国際理解クラブも設置している。こんご絵、習字の交換や文通などで異文化に触れる取り組みを進めることにしている。


写真:エサール小学校の改築完成式でのテープカット


新駅舎は今秋にも着工 連続立交 高架工事など進む


 福知山駅付近連続立体交差事業促進期成同盟会(会長・高日音彦福知山市長)の総会がこのほど、市民会館で開かれ、今秋にも新駅舎の建設に着手する予定であることが明らかになった。

連続立交高架工事 連立事業は、JR線が06年春に完成予定で、08年度の全面完成をめざす。事業費は当初約370億円だったが、工法の見直しや夜間工事の削減などで約20億円を圧縮し、約350億円とした。進ちょく率は03年度末で約50%。

 総会には高日会長、府、民間団体代表者ら委員19人が出席し、54万7千円の今年度予算案や事業計画案などを可決。仕名野裕・府中丹西土木事務所長が駅南地区のJR福知山運転所跡地から鉛などが検出されたことに触れ、地下水への影響などがないことを説明し、「市民の安全を第一におき、対応をとっていきたい」と発言した。

 総会に引き続き、同土木事務所の高架推進担当職員が、高架施設などの工事状況の写真をモニターに映し出しながら、現状を解説した。それによると、新駅舎の施設規模はJR3面5線、KTR1面2線の計4面7線になり、幅は南北約60mになるという。高架部分にはすでに線路が敷かれている個所もあり、住民が目にできない部分でも工事が着々と進行していることを説明した。


写真:すでに線路が敷かれている個所もある(府中丹西土木事務所提供)

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