両丹日日新聞8月4日のニュース
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甘くておいしい 下六保育園が大野下でブドウ狩り

ブドウを収穫する園児 福知山市大野下のブドウ園で4日、同市長田段、下六人部保育園(中小路潤園長、155人)の園児たちがブドウ狩りをした。近くの寺内健三さん(62)のブドウ園で、園児たちは取ったばかりのブドウを食べた。

 寺内さんは長田野ガスセンターを定年退職したあと、3年前から自宅近くの2カ所で本格的にデラウエアやベリーAなどのブドウを栽培し始めた。今年、ようやく都市計画道路石原長田野線沿いのブドウ園(面積約160平方m)で、食べられる実がなったため、同園の園児たちを招待した。

 やってきたのは年長組の園児36人で、ブドウ園に入り、順番にビールケースに上り、はさみでデラウエアを取っていった。ブドウは農薬を一切使っておらず、糖度が21度もあり、園児たちは「甘くておいしい」と笑みを浮かべながら、ゆっくりと味わっていた。


写真:はさみを使い、ブドウを収穫する園児


JR福知山駅南地区で基準値の153倍の鉛検出 市「健康に影響はない」

 福知山市は3日、同市が進めている福知山駅周辺土地区画整理事業地内(事業区域は17・8ヘクタール)のJR福知山運転所跡地から、国の環境基準値を大幅に超える鉛が検出された、と発表した。市は跡地の周辺地域の環境や地下水に問題はなく、現時点では周辺住民への健康被害に影響はないとの見解だが、府の指導のもとJR西日本と協議しながら安全対策を図っていきたい、としている。

 調査した場所は、JR福知山駅南側にある同跡地(約5・5ヘクタール)と跡地の周辺地域。市は今年度以降、事業地内の土砂を運び出すため、今年3月から「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づいて、跡地の複数の地点で土壌調査を実施した。その結果、跡地の3地点から基準値を上回る鉛が検出されたため、府へ報告。府の指導で「土壌汚染対策法」に基づき、跡地と跡地周辺を詳しく調査していた。

 調査結果から、跡地の土壌には最大で含有量1kgあたり2万3000ミリグラム(基準値の153倍)、溶出量1リットルあたり0・2ミリグラム(同20倍)の鉛やヒ素が検出された。
防草マットを敷いた
ヒ素も最大3・3倍

 一方、跡地周辺においては、3地点の井戸水から基準値の1・6倍−3・3倍のヒ素を検出したが、跡地内の土壌汚染と因果関係は認められず、有害物質の浮遊などはなかったことから、周辺環境への影響はないという。

 跡地はSL、気動車、客車の保守点検作業などをする福知山運転所として長期間使用されていて、転車台、車庫などがあった。土壌汚染についてJR西日本は、鉛は車体の荷重を支える軸受部分や石炭などに、ヒ素は木材の防腐剤に含まれているが、汚染原因の特定は「不明」としている。

 また、跡地にはすでに6人が建物移転を完了、1人が建築中。市は2日夜、この地権者らを対象に説明会を開き、調査結果などを伝えたが、出席者からは健康に対して心配する声があがったという。3日には有害物質の飛散や接触を防ぐため、民家近くに防草マットを630平方mにわたって敷いた。

 市役所で記者会見した山段誠・市助役は「市、JR西日本、府の3者で協議し、すみやかに解決するよう万全を期したい」と話した。市ではこんご調査区域を拡大するほか、汚染土壌の電気分解や土の入れ替えなども視野に入れ、処理方法などを検討する。

 同事業は、福知山駅付近連続立体交差事業にあわせて行われている事業で、市が事業主体となり95年から進めている。工期は09年3月末まで。


写真:有害物質の飛散などを防ぐためマットを敷いた


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