両丹日日新聞7月15日のニュース
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合併住民投票条例案、夜久野町議会も否決 無記名投票で白票5も

 夜久野町議会臨時会は15日午前9時に本会議を再開し、町民グループから出されていた福天1市3町の合併是非を問う住民投票条例制定案を無記名投票で採決した。反対6、賛成2で、白票が5票あったが、白票は反対とみなし、11対2の賛成少数で否決された。
無記名投票をした
 傍聴席には町民に加えて、先立って住民投票条例制定案が否決された大江、三和両町の議員や住民も訪れ、約20人が審議を見守った。

 初めに請求代表者3人が意見陳述をした。「対等合併だと聞いていたが、いつのまにか編入になっていた。説明会でも合併後の基盤ばかりで住民に不安が広がっている」「一人ひとりが真剣に考え、それが住民全体の声ならば納得できるのではないか」「単純に○×で決めるものではないといわれるが、そこに至るまでには葛藤(かっとう)があり決して単純なものではない」などと訴え、制定を求めた。

 続いて賛成、反対の立場からの議員討論が行われた。反対議員は「代議制民主主義が基本」「合併協議項目がまだすべて決まっていない。決まったのちに判断すべきであり、今の時期に住民投票はそぐわない」「条例文の中で不十分な個所があり、本当に住民の声を聞けるかが疑問」などと述べた。

 賛成議員は「住民の意思を確認してほしいとするものだ。半数を超える声を住民代表の議員が否決していいのか。住民の考えることがこれからの町づくりに大切だ」などと論じた。

 採決を前に、投票を記名とするか無記名とするかが諮られ、7対6で無記名となり、採決に移った。白票が5票もあったことについて、請求代表者の一人で意見陳述をした西本積春さん(74)は「考えられないこと。このままでは終われない」と憤った。大江町から訪れた傍聴者の一人は「無記名に加えて白紙。これで議員の責任を果たしているといえるのか」と話した。


写真:議員が順に用紙を投票箱に入れた


おおぶりでツノも立派に 信愛育成苑でオオクワガタ販売開始

 自立・職業訓練としてオオクワガタの養殖事業を手がけている福知山市日吉ケ丘の障害者福祉施設、信愛育成苑(婦木俊明施設長)で、15日から今季の直売が始まった。午前中は養殖していたビンから成虫を取りだし、飼育ケースへ移す作業が行われ、立派なツノ(アゴ)をしたオオクワガタが次々と姿を現した。

大物が目立つオオクワガタ 同苑はビニールハウスでシイタケの菌床栽培をしていて、収穫した後の菌床を林の中に積んでおいたところ、天然のカブトムシが大量に卵を産み付けた。これをきっかけにカブトムシの養殖を手がけるようになり、1994年からは収益性の高いオオクワガタの養殖に乗り出した。

 エサの配合など試行錯誤を重ねて独自の養殖方法を確立。いまでは西日本の著名養殖所になり、ホームページを通じて全国から注文が舞い込んでいる。

 ことしは冬場に養殖小屋周囲の気温が低かったため生育が遅れ気味で、まだサナギや幼虫のものもいるが、今季はオス、メス各70匹が出荷できる予定。

 養殖ビンから飼育ケースに移す作業は、担当指導員の中塚直樹さんら指導員3人と作業班の入所者4人で行った。例年65mm前後が中心だったが、ことしは全体に大ぶりで、70mmを超す大物も目立つ。1mm刻みで市場価格が変わるオオクワガタだが、60mm台後半から上昇率が高くなり、70mmを超えると跳ね上がることから、大物ぞろいの成果をみんな喜び、笑顔で作業をしていた。

 販売はホームページのほか施設内に直売所を設けていて、売価は65mmのオスで3200円と市価より抑制。「成虫で3年ほど寿命がありますし、信愛オオクワは飼育しやすい国産純血種ですので安心です。いつでも来て下さい」とPRしている。


写真:ことしは70mmを超す大物が目立つ


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