両丹日日新聞7月2日のニュース
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プラ類収集から1年、埋め立て量半減 牧の不燃物処分場

プラ類を選別する作業員 福知山市牧のリサイクルプラザが本格稼働し、不燃物として処分場に埋め立てていたプラスチック製容器包装類(以下プラ類)の収集を始めてから、1日で丸1年を迎えた。市環境推進室によると、埋め立て量は従来より半減したといい、不燃物埋め立て処分場の延命化につながっている。

 リサイクルプラザは、廃棄物の減量・再資源化を進め、96年から使用している第2期不燃物埋め立て処分場の延命化を図るために建設し、昨年7月1日から本格稼働。さらに、これまでプラ類は、不燃物として埋め立てるごみのなかで大半を占めていたことから、不燃物と分けて収集することにした。

プラ類1400トン業者に搬出

 プラ類の収集は月3、4回。昨年12月から三和、夜久野、大江3町からも引き受けている。収集量は1128トン、搬入量は360トンで合計1488トン。このうち業者に搬出できたものが1416トンで、処分場の面積に換算すれば、約1万3000立方m分は埋め立てずに済んだ計算になる。

 プラ類をこれまで通り処分場に埋め立てていれば満杯予定の06年3月末より早まると思われたが、新分別収集のおかげで予定していた期間内まで使えることになった。市では同処分場のかさ上げを計画しており、将来的には09年度末まで使用できる予定。

 プラ類は1m四方にかため、業者に引き渡し、有効に使われている。

分別徹底今後も呼びかけ

 分別は当初と比べ徹底されているが、なかには汚れがひどいもの、包丁などの刃物類、中身の入ったカセットボンベが交じっていることもあるという。プラ類に不適物が入っていないかは、市内の福祉施設の通所者らが手で選別しているため、「とても危険です」と作業担当者は話し、「分別の徹底を」と呼びかけている。

 同室でも「手間がかかるなかでも、市民の方に協力的に分別をしていただきありがたいと思っています。処分場の有効利用が図れることに感謝しています。ただ、慣れてこられたことがあって多少、雑になってきた傾向があるので、引き続き広報紙などで呼びかけていきたい」と話している。


写真:プラスチック製容器包装類を選別する作業員


「府生物多様性保全推進事業」福天で3件 洞玄寺の境内樹木など

モミの大木 府はこのほど、地域の固有の野生動物や生態系などを保全する取り組みを助成する今年度「府生物多様性保全推進事業」の第1次採択事業を発表した。全部で10件。福天地方では福知山市石原、洞玄寺の境内での歴史、自然環境保全事業、同市池田のカゴノキ、ムクノキ保全、保護事業、夜久野町の夜久野玄武岩・化石保全事業が選ばれた。

 同推進事業は、府内の長い歴史の中で育まれてきた地域に固有の野生生物種や生態系などの多様性を保全するため、自然環境の保全を目的に団体や市町村が実施する取り組みを助成するもので、府緑と文化の基金を活用する。具体的には野生生物の絶滅防止や外来種防止対策▽名木、古木の蘇生▽動植物調査▽保全計画の策定などで、取り組みに対して補助金が交付される。

 今年度1次分10件に対しての補助金総額は514万5000円となっている。洞玄寺の事業は、洞玄寺歴史・環境保全会が境内にあるヒノキやモミの樹木群の保全、保護などに努めており、これに対して31万2000円を助成。池田の事業は、池田大神宮樹木保存会が同大神宮境内の古木、カゴノキとムクノキの樹勢回復のための治療作業を実施。13万3000円を助成する。玄武岩などの事業は、夜久野町が府唯一の火山、田倉山の噴火によってできた町指定文化財の玄武岩柱状節理の調査と保全対策を検討。25万円を助成することにしている。


写真:洞玄寺境内にあるモミの大木


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