両丹日日新聞6月10日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で


創成大学食の中華定食が人気 留学生たちが仕入れ、経理もこなし調理

 福知山市西小谷ケ丘、京都創成大学の学生食堂で、中国人留学生がつくる中華定食が人気を得ている。4月から一部メニューが替わり、連日売り切れの状態。調理のほか、材料調達や経理などを自分たちでしており、経営の実践勉強になっている。

人気の高いB定食 食堂で中華メニューを出すようになったのは昨年4月から。中国人留学生が本国の家庭の味を思い出すとともに、本場の中華料理を日本の学生にも味わってもらおうと始めた。

 メニューはA、B定食の2つあり、A定食は鶏の手羽煮、チンジャオロース、スープなどで370円。B定食は4月から替わり、チャーハンとマーボー豆腐、スープ付きで350円。

 現在は4回生でリーダーの銭含智さん(22)=浙江省出身=ら10人が、調理、経理、宣伝などを担当している。始めた当初の昨年4月から2カ月間は、食堂に入っている業者の「きんぼし」から材料の提供を受けたが、利益が出て6月に材料費を返すことができた。その後は自分たちで材料を購入。必要経費を差し引いて、昨年10月から今年1月31日までに4万円の純利益が出ている。

 特にB定食は人気メニューで、1日35食分がすぐになくなることが多い。メンバーの中には栄養管理士の資格を持った学生もいる。ボリューム満点で、中国の家庭の味を基本にしており、受けがよい。

 銭さんは「B定食のメニューは中国の母親のアイデアをもらい決めました。実践することでマーケティングの勉強にもなっています。学生だけでなく、地元の人たちにも食べに来てほしい。7月中旬までに8万円の累積利益をあげることができれば」と期待している。


写真:特に日本人学生に人気の高いB定食は350円でボリュームたっぷり


飼育の蚕が繭をつくり始める 市丹波生活衣館

ロビーで飼育している蚕 福知山市内記1丁目の市丹波生活衣館のロビーでは、職員たちが蚕を飼育している。糸を吐き、繭をつくり始めており、来館者の目を引いている。

 同館は5月上旬まで、かつて全国有数の産地として栄えた丹波の養蚕を振り返る企画展を開いた。このとき、兵庫県春日町の養蚕農家から蚕の提供の話があり、同月下旬にたくさん譲り受けた。その一部の約50匹を育てている。

 養蚕は、卵からふ化した幼蚕を蚕座に移す「掃き立て」の作業から始まり、1齢から5齢まで4回の脱皮後、蔟(まぶし)に入れて繭をつくらせる。この間、30−40日かかるという。

 同館では体長4cm前後の4齢のときから飼育。餌となる桑を由良川沿いで調達するなど熱心に世話を続けており、現在は5齢で体長8cmほどになり、一部を蔟に移している。

 繭になるのはあと3日ほど。1個の繭から1200m以上の糸がとれ、これを束ねて生糸にして手芸品にすることにしている。


写真:ロビーで飼育している蚕。一部が繭をつくり始めている

最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹