両丹日日新聞5月31日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で


枝いっぱいに梅実る 大雲の里整備委が生きがい農園で収穫

 大江町有路上地区で組織する大雲の里整備委員会は30日、南有路の由良川沿いにある生きがい農園で、梅の収穫をした。6月には一般から募った梅園オーナーを迎え、梅酒、梅干し作りをする。
梅の実を収穫
 同委員会では、約1ヘクタールに植わる300本余りの梅を管理し、毎年梅雨のころに収穫する。4年前からは、梅収穫を大勢の人に体験してもらうため、梅園オーナーの募集もしている。

 同日は朝から作業着を着込んだメンバー15人が集まり、小梅を中心に収穫。実をいっぱいに付けた枝の下に入ったり、脚立を立てたりし、傷がつかないように注意しながら、薄緑の小さな実を取っていた。

作業に参加する梅園オーナー募集

 梅園オーナーが参加しての作業は6月6日、同月27日の午前9時30分からする。6日は若梅収穫と梅酒講習会、27日は熟梅収穫と梅干し講習会を計画している。

 家族やグループ単位での参加を歓迎しており、参加費は1組当たり1万円。梅酒(4リットル)、梅干し(3kg)、地元産のジャガイモがもらえる。

 参加希望者は早めに同委員会事務局=電話(57)0168=へ。


写真:梅の実を収穫するメンバー


教育の大切さ強く訴え バイマーヤンジンさん講演

 福知山ユネスコ協会(塩見仁一郎会長)は30日、同市篠尾新町のサンプラザ万助で設立35周年を記念し、平和と人権講演会を開いた。講師に迎えたチベット出身の女性声楽家、バイマーヤンジンさんは、教育が行き届き暮らしが豊かな日本と違い、チベットには文字が読めない人々がたくさんいる現状を伝え、訪れた大勢の市民らに学校建設の資金づくりへの協力を呼びかけた。

 同協会は1969年に設立。日本ユネスコ連盟の傘下で「心に平和の砦(とりで)を」をスローガンに、読み書きができない非識字者を無くすための世界寺子屋運動を続けるなど、世界平和をめざした活動をしている。講演会には、国際理解を深める狙いで、日本でただ一人のチベット出身女性声楽家のバイマーヤンジンさんを迎えた。

講演するバイマーヤンジンさん 美しい民族衣装で登場したバイマーヤンジンさんは「誰もが幸せになるために」をテーマに講演した。チベットの遊牧民として初めて中国国立四川音楽大学声学部に入学し、そこで留学生だった夫と知り合って結婚。94年に来日したが、「日本に来た時にまずその豊かさに驚いた」と話した。

 「チベットと日本の違いは教育の差」と指摘したあと、チベットでは親の世代の人はほとんど字が読めないこと、字が読めないために風邪薬と殺虫剤を間違えて飲んだ子がいることを伝えた。

 これらをきっかけに学校建設の運動を始め、99年にアルバイトでためたお金や夫の給料などで初めて小学校を建設し、これまでに計6校の小学校ができたと紹介した。

 また、日本では小、中学校など600校以上で講演をしているが、講演中に騒がしい学校が多いと苦言。「子どもたちが荒れていても、大人が見て見ないふりをしていることが多い。大人が真正面からぶつからないと、子どもは変わらない。日本は教育で成功したが、これらを見過ごしていると教育がだめになる」と語気を強めた。

 「チベットに学校を建設するだけでなく、こんごはチベットと日本の架け橋になり、子どもたちが交流できる機会をつくっていきたい。それぞれの国の子どもたちの将来の力になりたい」と締めくくった。

 講演後は、チベットの民謡や日本の童謡を伸びやかな歌声で披露し、訪れた人たちを魅了した。


写真:「チベットと日本の違いは教育の差」と話すバイマーヤンジンさん

最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹