両丹日日新聞5月13日のニュース
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福天地方で一番茶収穫が本格化 霜害なく良質

 福天地方の茶生産農家で12日、一般消費者向けの一番茶の摘み取り作業が本格的に始まった。高級な玉露や抹茶の原料となるてん茶、せん茶で、いずれも好天に恵まれて質は良いという。農家の人たちは連日、茶畑に入り、作業に追われている。6月上旬まで続く。

 福天地方は府内有数の茶どころ。生産技術は高く、全国の品評会で上位に入る農家もある。現在、福知山市と大江、夜久野町の50戸が計約20ヘクタールで栽培している。玉露、てん茶、せん茶の順に面積が多い。

せん茶を収穫 今シーズンは、冬場の気温が平年よりやや高く推移したことで、茶シーズンの訪れを告げる萌芽宣言は平年より3日早い4月12日になった。その後、心配された遅霜による被害もなく、黒い覆いをした玉露やてん茶だけでなく、覆いをしないせん茶も柔らかな新芽が順調に伸びている。

 6月中旬に開かれる両丹茶品評会などに出品する茶の摘み取りは、5日からの4日間で終えており、今は一般向けに出荷する玉露やせん茶を中心に収穫作業をしている。収穫した茶は、綾部市のJAにのくに茶業センターを通じて山城などの茶市場や業者に出荷される。

 府中丹西農業改良普及センターでは「今シーズンは茶の生育に影響を与えるほどの遅霜も降りず、順調に育っている。良質のお茶が期待できる」と話していた。

てん茶工場は17日から稼働

 福知山市土の福知山地方てん茶生産組合(勝田孝男組合長)の製茶工場は、茶の収穫に合わせて17日から稼働する。

 同組合は、省力化につながるてん茶の共同生産をめざして1994年夏に結成し、翌春には念願の製茶工場が完成した。組合員たちが3交代、24時間体制で作業する。作業は約20日間を予定している。


写真:せん茶を収穫する田中勉さん(81)夫妻


自治会長会で市が合併問題説明

 福知山市は12日、市武道館で春季自治会長会を開き、今年度の市政の主要施策や1市3町の合併協議状況を説明した。合併問題について、今後の大きな課題について、議員定数、支所機能、病院問題を挙げたが、市の主張はしっかりと発言していく考えを示した。

 中村稔市長は「合併特例法の期限内の合併に向け、残された課題について鋭意協議を進めています。新しい時代の北近畿をリードする創造性あふれる福知山を築いていきたい」とあいさつ。高日音彦助役、大西重喜教育長が、12月完成予定の仮称・福知山堤防治水記念館、川口中学校全面移転改築事業など今年度の主な施策について触れ、事業概要を説明した。

 山段誠・企画環境部長は、2、3月に各学区で行われた合併の住民説明会の状況を公表。合併協議会では合併に必要な56の協定項目のうち、約6割にあたる35項目を確認していることを説明した。また「市が主体性を持って市の主張を発言し、リーダーシップを発揮してほしい」という声があることに触れ、山段部長は「市としても譲れないところは主張していく」と伝えた。

 自治会長会に先立ち、永年勤続自治会長表彰式があり、3年間、5年間にわたり自治会長を務めている35人(欠席者含む)に感謝状と表彰状を贈った。

 表彰式で中村市長は「心から敬意を表し、深く感謝します。市民が主役の個性あふれる地域社会の実現に向け一層のご支援を」と感謝の気持ちを述べた。

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