両丹日日新聞5月12日のニュース
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府の絶滅危ぐ種ハチクマが営巣 大江町内の山中

 大江町内の山中に、タカに似たハチクマ(蜂熊・蜂角鷹)の巣が見つかった。野生動物を調査する関係者の話によると、府内で姿を見かけることはあるが、巣が確認されることはあまりないという。

ハチクマの巣 巣は、山中に立つ枯れた樹齢50年ほどの赤松の大木に作っていた。松の木は小さい枝が枯れ落ちて裸状態。この先端に小枝を集めて直径50cm強の巣を作り子育てしていた。すでにヒナは巣立ちし親鳥もいない。

 ハチクマは、タカ科の仲間。環境省の準絶滅危ぐ種、府の絶滅危ぐ種になっている。図鑑などによると、雄は全長57cm、雌は61cmになり、ハチの幼虫を主食にする変わった習性を持つという。

 巣を見つけたのは山の持ち主の男性(70)。この春、雪で倒れた木を起こしに山に入り、上空を旋回する3羽の鳥を見つけた。「トビやタカではないし、時折、羽がキラキラ光り、ピーピーと鳴き声がした。悠々と旋回する姿は、小さいころ見かけたクマタカではないかと思った」という。

 4月下旬に府鳥獣保護員の森方徹さんが巣を確認し、その下に落ちていた卵の殻からハチクマと分かった。生態的には夏鳥として南方から渡来し、繁殖するが「卵の殻や見つけた人が聞いた鳴き声などから判断すると、ハチクマに違いない。飛来するのがずれた可能性がある」と話す。

 近年は開発で巣作りする場が失われ、本来なら使わない同じ巣を次の年も使う鳥が増えており、また渡来する可能性もあるという。巣を見つけた男性は「来年を楽しみにします」と話していた。


写真:枯れた赤松の先端に小枝を集めて作ったハチクマの巣


父母、祖父母も招き茶摘みでふれあう 佐賀小

 福知山市私市の佐賀小学校(大槻初男校長、49人)は12日、同校近くの茶園で、汗をかきながら茶摘みをした。作業には父母や祖父母も招き、児童たちはふれあいを深めながら作業を体験した。

仲良く茶摘み 茶摘みは30年続く伝統行事。近年、自宅で茶栽培をする農家がほとんどなく、児童たちの勤労学習に欠かせない場になっている。今年もPTA(片岡幸基会長)が冬場に肥料をやるとともに、茶摘みに備えて下草刈りをするなど準備をした。

 茶園の広さは約380平方mで、児童たちは縦割りのファミリー班6グループに分かれ、父母、祖父母とともに作業。香り高く鮮やかな新芽を次々に摘み取り、手にしたザルにためていった。1年生は初めての体験になるが、「引きちぎるのではなく、新芽のもとを折るように」とアドバイスを受け、次第に上達していた。

 今年は霜による被害もなく、生育は上々。摘み取った一番茶は興の製茶工場で製茶をしてもらい、PTA会員に販売し、収益をPTA活動費に充てる。今月末に刈る予定の二番茶は、児童が学校で飲んだり、うがいに役立てる。


写真:保護者、祖父母と一緒に仲良く茶摘みをする児童たち

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