両丹日日新聞5月11日のニュース
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みんなで遊べる川に−児童の希望を改修に採用 遷喬小そばの大谷川

改修が進む大谷川 子どもたちの夢や希望が現実に−。福知山市の府中丹西土木事務所が進めている同市石原、遷喬小学校そばにある大谷川の改修工事に、同校児童たちのアイデアが採り入れられている。魚やホタルがすみやすく、水に親しめるようにしたいとの、古里の自然を思う子らの気持ちが十分生かされる改修になる。

 アイデアを出したのは同校5年生。4年生のときの総合的な学習の時間に大谷川について学び、講師の大槻恒彦・遷喬公民館長が、校門前に架かる桜橋から遷喬幼稚園までの200m区間の改修について、児童たちの川に対する夢などが反映できるよう、川への思いを作文にすることを勧めた。

 児童たちは川の中に噴水やウオータースライダー、ブランコを設けるアイデアのほか、魚道や魚が集まるゾーンをつくるなどの考えを文章や絵にした。同事務所では子どもたちの作文を読み、希望の多いものから順位をつけ、遊び、生き物の両ゾーンに分けて改修計画に盛り込んだ。

完成予想図 一番多かったのが「囲いなどをつくって、魚に触れるようにしたい」という意見で、計画では落差工下流部に囲いを設けるほか、杭柵工などを施し魚のすみかになるようにしている。2番目に多かった「川を渡れるようにしたい」の要望に対しては、階段や飛び石を設置。3番目の「遊具で遊びたい」の希望には、落差工をウオータースライダー風の斜めに流れる形にすることで応えている。

 このほか、本水路とは別にホタルが生息しやすい水路(幅2m、延長40m)も設け、洪水時でも幼虫などが流されないように石を並べるなどの配慮をする。また、木製花壇などもつくり、児童たちの思いをできるだけ生かしていく。

 同事務所では早くて3年をめどに完成を目指しており、河川砂防室の井口光広主任は「奇抜なアイデアを含め、取り上げやすい意見が多く、ありがたかった」と感謝。蘆田惠美子同校長は「学んだことが実現でき、子どもたちの川に対する愛着が更に深まりそうです」と話している。


写真:改修が進む遷喬小そばの大谷川(上)。完成予想図。落差工はウオータースライダー風になっている


乳幼児医療助成費などで意見合わず 福天合併協

 福知山市・三和町・夜久野町・大江町合併協議会の第13回会合が10日、三和町民体育館で開かれた。「自治会・行政区等」は、4市町の324自治会を現行通り引き継ぐことなどを確認(合意)。乳幼児医療費助成などを含む「児童福祉事業」、保育料などの「保育所(園)・乳幼児保育」の2件は意見が折り合わず、継続審議になった。

 委員49人中43人が出席。25人が傍聴した。

 事務局は会合で、「自治会・行政区等」「児童福祉事業」「保育所(園)乳幼児保育」の3件について説明。

 児童福祉事業の主な調整案は、子育て支援センター▽放課後児童健全育成事業は現行通り引き継ぐなどとしている。しかし、福知山では未実施だが、3町がそれぞれ単独で実施している、3歳から就学前までを対象にした乳幼児医療費助成について、合併後は「保護者の所得税額が3万円未満の乳幼児を対象として実施する」としたため、3町側の委員から「サービスの低下になる」との声が続出。市側は財政が厳しい現況にあるため事務局案を推したが、3町側からは全乳幼児を対象にすることや、3万円と設定することに対して住民を説得できる根拠を示すよう求めた。

 保育所(園)・乳幼児保育の主な調整案は、保育料を2010年度に統一するなどとしている。単純年間平均保育料は高い順に福知山2万882円、大江2万446円、夜久野1万8173円、三和1万3467円(いずれも02年度)。激変緩和として統一年度まで段階的に調整するとしたが、継続審議となった。


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