両丹日日新聞4月28日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で


地域の人らがグッドモーニング 成仁学区でボランティア英語講師

 福知山市の成仁学区で、海外滞在経験者らによるボランティアグループが作られ、小学校、幼稚園で英語教育のサポート事業をしている。ことしも28日から取り組みがスタート。地域の人たちが講師になって、児童に英語で「グッドモーニング!」と声をかけた。

英語で自己紹介 グループの名前は「エンジョイ・イングリッシュ」。羽渕和代さん(54)ら7人で活動している。学区には長田野企業に勤める人が多く、海外経験の豊かな人もいて、自分たちの経験を生かして子どもたちに国際性と表現力をと、3年前に幼稚園で園児たちに英語の指導をしたのが始まり。園児たちが入学した昨年からは成仁小でも指導をするようになった。

 代表の羽渕さんは1980年代にアメリカに3年間滞在。帰国後は大阪で子どもの英会話教室をしていた。メンバーの中には仕事で25カ国を回ったという人もいる。

 ことし成仁小では1、2年生に月1、2回ずつ生活科の時間を使って英語を教えていく。

 初回は自己紹介から。講師2人1組で教室へ出向き、英語、日本語を取り混ぜながら子どもたちに語りかけ、自己紹介をしあって握手。英語の歌やゲーム、絵本を使いながら、楽しく授業を進めていった。


写真:児童1人ずつと握手しながら英語で自己紹介


藍のまちおこし10年に 記念行事で講演、コンサート、作品展

 かつて盛んだった由良川流域での藍栽培を復活させ、藍染めに取り組む福知山藍同好会(塩見敏治会長)が結成10周年を迎えた。会員数は当初の10倍以上、全国各地の約160人に膨れ上がり、藍栽培や作品づくり、藍染めのれんでのまちおこし活動など多彩な活動をしている。5月9日には福知山市駅前町の福知山ファミリーで、世界を舞台に藍染めの制作活動をする美山町北工房主宰の新道弘之さんらを迎えて記念行事の講演会、コンサート、作品展をする。両丹日日新聞社など後援。

 塩見会長は80年ごろ、由良川流域の活性化策を考えるなかで同流域での藍栽培の歴史を知った。その後、古文書をひもとき、由良川藍が600年以上前から存在し、400年前には福知山が全国有数の紺屋の町に発展していたこと、さらに化学繊維の普及で大正時代に途絶えたことが分かった。その後、独自に藍栽培や藍染めを始め、95年に15人で同好会を立ち上げた。

 藍に関する同好会は全国でも数少なく、東は宮城県、西は福岡県まで全国19府県の人たちが入会。藍栽培から染料づくり、染めまで一連の作業をするほか、絞り、型染め学習会や作品展、市民講座、藍の種の配布など幅広い活動をしている。藍染めのれんはすでに市内の商店の軒先など10カ所近くに掲げられ、市観光協会の推奨土産品も生まれている。記念行事は10年を振り返る一方、藍の魅力を多くの人たちに伝える内容になる。

 記念講演と藍・愛のコンサートは午後1時から開く。藍染めの素朴な美しさに感動して以来、藍作家となり約40年間藍染めを続けている元京都造形芸術大学教授の新道さんが「日本の藍・世界の藍」をテーマに講演。クラリネット奏者の植田憲男さんがシンセサイザーも使って「インディゴブルー(藍の歌)」などを演奏する。さらにミュージカル作家として活躍する岩本唱道さんが童謡の弾き語り、朗読などを発表する。

 作品展は午前10時から始まり、会員60人が思い出に残る作品として浴衣、タペストリー、のれん、スーツ、帽子などを展示する。入場無料で、多くの来場を呼びかけている。

 塩見会長は「藍でまちおこしをする初心を貫いて、垣根のない活動を進め、多くの人に魅力を伝えることができたと思う。10周年を機にさらに仲間の輪を広げ、研究家とのネットワークをつくることで日本の藍を守っていきたい」と話している。


最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹