両丹日日新聞4月16日のニュース
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三岳山の家に屋根付きの広場が完成 キャンプなど多目的に活用

 雲海の里・福知山市喜多、市三岳青少年山の家の研修館横にこのほど、切妻屋根付きの多目的ホール(広場)が完成した。天候に関係なく野外で軽運動をしながら大自然を満喫できる。

屋根付の広場 これまでは、雨や雪が降ると利用者の活動が限られてしまったが、多目的ホールは屋根付きのため、雨天時のキャンプ、軽運動や器楽演奏などいろんな用途で使用できることから、市教委生涯学習課は「利用客の増加につながれば」と期待している。

 多目的ホールの広さは縦約18m×横約11mの約200平方m。地面は運動場に使われる真砂土を敷いていて、子どもたちが裸足で走り回ることもできる。屋根は最も高いところで約7.3m。部分的に透明樹脂材を使って光を採り入れるように工夫しているほか、投光器6基を備え、夜間も使える。事業費は2299万5千円。

 利用する際は事前に電話(33)2804の山の家まで。料金は当面無料にしているが、キャンプで使うときは必要経費がいる。

登山道の整備も完了

 また、市内最高峰の三岳山(標高839.3m)へ通じる喜多側の登山道(約1.5km)整備もこのほど完了した。急傾斜地に木製階段を取り付け、登山道に張り出した枝を伐採するなどして豊富な自然に配慮しながら整備した結果、より快適に登山ができるようになった。

 木の階段は、三嶽神社から山頂までの約500m区間の特に急傾斜の部分に設け、登るときや下りるときに歩きやすくなる。間伐材などを有効利用した。

 このほか、市街地や但馬方面が見渡せる山頂ではスギやヒノキの枝が視界をふさいでいたが、これらを伐採したので展望がよくなった。また、山頂には長いす1脚を間伐材でこしらえている。
 緊急雇用創出特別基金事業で行い、事業費は約400万円。

 多目的ホール新築、登山道整備は00年に策定した整備事業の一環。今年度にはバンガロー、炊事・トイレ棟などを新設する予定でいる。


写真:広々とした多目的ホール


北丹SL2号機の実物大模型を設置 西駅公園

 福知山市昭和新町の旧北丹鉄道福知山西駅跡にある西駅公園に、かつて同鉄道で活躍したSL・2号機の実物大模型が設置された。遊具と位置づけているが、残されている概略設計図や写真をもとに復元してあり、鉄道ファンにも親しまれそうだ。20日に記念式を開いて完成を祝う。

北丹SL2号機の模型 西駅公園は、同鉄道の駅舎兼本社があった歴史のある場所で、いまは地元住民の憩いの場になっている。旧国鉄で活躍したSL・C58が長年展示されていたが、99年秋に広小路通りのポッポランド2号館に移設され、地元では寂しい思いをしていた。このため、北丹鉄道の面影を残すモニュメント的なものを設置してほしいと要望が出されていた。

 模型は、市内の5業者で組織する北京都景観産業組合に依頼して製作した。昨年12月から3カ月半かけて完成した。全長6.9m、幅2.4m、高さ3.4m。鋼板を使って仕上げている。

 遊具としての安全性を考え、可動部は省いているが、銘板などを取り付け、動輪や動輪をつなぐロッド、連結器、スチームパイプ、運転室の計器類の一部などを再現している。塗装にも工夫を凝らし、古びた雰囲気を出している。運転室には自由に出入りできる。制作費は約3500万円。

 これに合わせて以前とは違った形でプラットホームを造り、ベンチ2基、花壇2カ所を設置するなど公園整備もした。さらに今年度には模型とホームを覆う屋根を整備する。

 北丹鉄道は1923年(大正12年)に営業を始め、福知山−河守間12.4kmを結んだ。71年(昭和46年)に廃止になるまで約50年間、沿線住民の足となった。2号機は営業開始とともに配置され、56年まで活躍し、地域住民や由良川から採取される砂利、河守鉱山から産出される鉱石を運んだ。


写真:遊具として復元し、公園内に設置された北丹鉄道2号機の模型


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