両丹日日新聞4月1日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で


福知山城石垣の大改修終える 4年がかりで穴太積

 2000年秋から福知山城で進められてきた「平成の石垣大改修」が、このほど完了した。工事の関係で積み直し付近は一部立ち入り禁止にしていたが、1日から開放されている。ちょうど3、4日には福知山お城まつりが開かれ、サクラも咲いていることからお披露目にはうってつけとなっている。

福知山城 築造約400年と推定される石垣は、近年では一部で石が割れたり、脱落したりしていた。さらに塀などを整備する予定があり、石垣を補強しておく必要があることから市が改修に着手していた。

 安土城などの石垣と同じように福知山城でも、穴太積(あのうづみ)と呼ばれる技法で積まれている。この技法は近江の国(大津市坂本)の石積み職人「穴太衆」の技で、自然石(野面石)や加工していない石を使用して積み上げる技法。さまざまな形の石があるが、パズルを組み合わせるようにし、すき間にはその部分に合うように石を削りはめ込んでいく。

 今回の改修ではこの技法を受け継いでいる滋賀県内の業者にも協力を得た。忠実に再現するため、一つひとつの石に番号を付け、元あった場所に積むなど根気のいる作業が4年間続けられていた。

 改修した石垣は天守広場の北側と東側で、延長約100m、面積約800平方m、高さは3.8mから8.6m。

 また、天守閣入り口前の広場にある朝暉神社の社殿の位置を天守閣寄りに移動。一時、安全な場所に遷座していたが、2月26日に再び同神社に戻した。


写真:石垣改修が済んだ福知山城


名木シダレザクラ満開 筈巻の無量寺

シダレザクラ 福知山市筈巻の無量寺(河口研仁住職)境内にある市の名木・シダレザクラ(正福寺シダレザクラ)が満開を迎えている。大きく広がり、垂れ下がった枝に八重の花が咲き、参拝する人たちは周りを歩きながらゆっくりと眺めている。

 このサクラは、ヤマザクラとキンキマメザクラの交配種。兵庫県美方郡温泉町の正福寺にあるものは、同町の天然記念物に指定されている。無量寺のサクラは樹齢90年が過ぎ、年々枝ぶりが良くなっており、同寺では支柱を立てる一方、棚を作って支えている。

 八重咲きのサクラのなかでは早咲きで、ソメイヨシノと同じころに開花する。今年は暖かい日が続いたことから、昨年より約1週間早く満開を迎えたという。連日のように花好きの人たちやカメラマンが訪れ、春の風に揺れる「花の滝」に見入っている。

 また、山水が流れ込む同寺の本堂裏には、北国でよく見られるミズバショウが白く清そな姿をみせている。


写真:市の名木になっているシダレザクラ。大きく広がった枝に八重の花を付けている


最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹