両丹日日新聞3月4日のニュース
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大型継続事業の完成に力 三和町新年度予算案

 三和町議会は4日午前9時に3月定例会を開会、2004年度一般会計予算案をはじめとする新年度予算10議案などを上程した。一般会計は37億5300万円で、9特別会計を合わせた総額は58億4120万円。市町村合併を控えて新規事業は極力抑え、懸案となっている大型継続事業の完成に力を注いだ。【以下金額は100万円未満切り捨てで表記】

 新年度予算案を前年度当初と比べると一般会計で30.6%、総額で27.2%の大幅な伸びとなっているが、前年度当初は町長選挙を前にしての骨格予算だった。肉付けをした6月補正後と比較すると一般会計は3.8%、総額は6%増となっている。

 新年度からは京都北部中核工業団地(エコートピア京都三和)で進出第1号企業の工場が稼働。引き続き新規進出が計画されているが、町税収入には、工業団地関係は見込まず前年度より2.2%減の2億6000万円を予測。歳入の多くを占める地方交付税も国の財政改革で4.7%減の12億2000万円としている。こうした歳入減を補うため、財政調整基金を3億5700万円取り崩すなど、各種基金から計6億5000万円を繰り入れる。財政調整基金の残額は約1億円の見込み。

周辺整備が進む三和荘一帯 歳出の主なものには、センター三和荘の建て替えがある。町総合計画で三和の交流拠点と位置づけているが、老朽化していることから整備し直す。3階建ての宿泊棟とホールなどのある集会施設棟を建設する方針。現施設は今月15日で営業を終えて取り壊す。

 現在、周辺ではテニスコート増設などの工事が行われており、事業費は2カ年で総額10億円近く。新年度は6億3600万円を計上した。

 長く懸案となっていた特別養護老人ホーム問題では、新法人による運営で計画が進み、新年度中に国から認可が得られる見通しとなっていることから、施設建設支援とアクセス道路整備に計1億円を組んだ。

菟原中の特公賃住宅など完了目指す

 特別会計では、宅地分譲事業特別会計で菟原中地内の定住促進団地整備に2億3300万円を予算化した。工業団地への工場進出などで今後町内の住宅需要が増すと予測して、特定公共賃貸住宅6棟12戸を建設。分譲宅地5区画を造成する。これも前年度からの継続事業で、新年度中の完了を目指す。

 こうして新年度中に完了させる事業が目立つ一方で、着工を先送りした事業もある。老朽化している給食センターの建て替えは、町総合計画では新年度から整備にかかるプランだったが、三和町域だけでなく広域を視野に入れた施設にするため、合併後の新市にバトンタッチすることにした。


写真:周辺整備が進む三和荘一帯



鳥インフルエンザ事態深刻化 別の養鶏場で陽性反応

近隣市町が人的支援 福天1市2町からは18人

 鳥インフルエンザが発生した丹波町の養鶏場から北東に約5km離れた別の養鶏場で3日、鶏20羽が死んでいるのが見つかり、府で簡易検査した結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出た。府は、ウイルス検査を急いでいるが感染拡大の可能性もあり、事態は一層深刻になってきた。

 この養鶏場は同町蒲生の「高田養鶏場」。府によると、ブロイラー約2万羽を飼っている。この日朝、鶏が死んでいると連絡を受け、中央家畜保健衛生所で死んだ3羽とそばにいた生きた2羽を簡易検査した結果、死んだ3羽から陽性反応が見られた。

 府は、ウイルス検査を全速力で行う一方、緊急事態として検査結果を待たず、同養鶏場への立ち入り禁止や消毒作業など防疫措置に着手。30km圏内の養鶏農家を再度調査するほか、この養鶏場の近くにある丹波自然運動公園を閉鎖した。

 また、先に発生した浅田農産船井農場の防疫作業を急ぐため、近隣府県に人的支援を要請。4日以降、亀岡市以北の13市町からも順次職員が派遣される予定で、福天地方では30km圏内の福知山市から10人、三和、大江両町から各4人が出て防疫作業などを手伝うことになっている。

 府は、二次感染の疑いもあり「全力をあげてまん延防止と防疫に努めたい」としている。

 別の養鶏場から疑いのある鶏が出たことで、30km圏内のある養鶏業者は「すでに府内の養鶏業者は卵や鶏を出荷できず倒産寸前だ。懸命に防疫作業を行っているが100%安全ではない。今後さらに徹底したい」と感染拡大に不安を募らせている。

福知山駐屯地から出発福知山駐屯地から30人出発 丹波町で消毒作業

 府から部隊派遣の要請を受け、陸上自衛隊福知山駐屯地第7普通科連隊の30人を含む第3師団防疫作業隊64人が4日、消毒作業にあたるため丹波町へ出発した。

 同日朝、山田啓二府知事と陸上自衛隊第3師団(伊丹市)の椋木功師団長との間で、鳥インフルエンザによる防疫業務実施のための協定書を締結、第3師団の隊員約120人の派遣が決まった。協定を受けて同師団に属する福知山駐屯地からは30人が午前9時に丹波町に向けて出発した。

 福知山駐屯地は防疫作業隊の拠点となり、財城昭彦連隊長が防疫作業担任官を務め、同駐屯地本部管理中隊長の弥榮正志1等陸尉が防疫作業隊の現地指揮官となる。広範囲の消毒が可能な除染車5台、携帯除染器約150器を導入する。

 活動内容は、移動制限区域30km圏内からを出る車両の消毒▽養鶏場入り口付近における人員、車両の消毒▽携帯除染器などによる鶏舎内外の消毒の3点で、鳥の処分はしない。[4日定期更新]

 福知山駐屯地からは5日に60人が新たに出発した[5日9:31]


写真:福知山駐屯地から丹波町へ向けて出発


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