両丹日日新聞3月11日のニュース
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養蚕から着物になるまでの流れ知る企画展 市丹波生活衣館

 福知山市内記1丁目の市丹波生活衣館は13日から、春の企画展「糸縞(いとじま)と地絹展」「養蚕展」を同時開催する。かつて福天地方は全国有数の養蚕地で、今回はそのころの養蚕道具や農家がくず繭などで織った着物類を展示。蚕を飼育し、糸を繰り、着物になるまでの一連の流れが分かる。

丹波生活衣館で企画展 養蚕の歴史は古く、日本では奈良時代に朝廷への献上品として絹が珍重され、各地に広まった。明治時代には貿易が始まり、主力産業として発展。福天地方でも、隣接する綾部に郡是(ぐんぜ)製糸が創立されるなどし、主力産業となった。その後も農家の経済基盤となったが、戦後の高度成長期以降に合成繊維が普及し、生糸の価格が下がり衰退した。

 養蚕展には、掃き立てからまぶしまでの養蚕道具をはじめ、糸繰り機や蚕を平面に置いて吐糸させてできた平面繭(へいめんけん)、養蚕作業時の歌、懐かしい養蚕作業の写真パネルなど約50点を展示する。

 糸縞と地絹展は、木綿織物の縞にくず繭から引いた絹糸を織り込んだ糸縞や地元で織られた絹織物の地絹にスポットを当てたもので、野良着や風呂敷、布団表、式服など約50点を並べる。

 同館では「貴重な養蚕道具や、農家の主婦らが忙しい日ごろの仕事の合間をぬって織った着物類を通して、蚕の飼育にどれだけ多くの労力と細かな心遣いが必要だったか、どのような思いで糸縞や地絹が織られたかを知ってほしい」と多くの来場を呼びかけている。

 養蚕展は5月9日まで、糸縞と地絹展は5月30日まで。火曜日休館。入場無料。

写真:養蚕農家の主婦らが織った地絹や糸縞も多数展示する



「侵入者には立ち向かうな」 府立工で府警の高松係長が講演

護身術を披露 福知山市石原、府立工業高校で11日午前9時10分から、生徒指導部研修会が開かれ、府警本部少年サポートセンター北部センターの高松英明補導係長が、生徒や先生たちに不審者が侵入してきた時の対処法などを話した。

 昨年暮れに、宇治小学校で起きた不審者による事件を受け、生徒たちの安全を守るために開いた。

 高松係長は、不審者の侵入はどこでも発生する可能性があると強調。「侵入してきた場合は、腕力に自信があっても絶対に向かっていかず、先生の指示に従って逃げることが大事」と述べた。また先生に対しては「机やいすなどで防御してほしい」と呼びかけた。このあと簡単な護身術も披露し、腕をつかまれた時のはずし方などを見せた。

 犯罪の温床になっている出会い系サイトによる被害例を紹介するビデオも上映。生徒たちには「サイトにはどんな人間でも書き込める。絶対に誘いに乗らないように」と話した。


写真:簡単な護身術を披露した


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