両丹日日新聞3月1日のニュース
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鶏などの移動禁止を小規模農家にも呼びかけ 高病原性鳥インフルエンザと確認

 丹波町の養鶏場「浅田農産船井農場」の鶏から鳥インフルエンザのウイルスが検出されたことで、府は家畜伝染病予防法に基づき、移動制限区域を設けて同養鶏場から半径30km以内の生きた鶏や鶏卵などの移動を禁止する一方、1日から圏内にある1000羽以下の養鶏農家についても立ち入り調査を始め、その徹底を呼びかけている。

移動禁止を呼びかけ 府は、茨城県つくば市にある動物衛生研究所にウイルス検査を依頼していたが、28日に「H5亜型」のウイルスが検出され、家畜法定伝染病の高病原性鳥インフルエンザと確認した。

 府は、それまで同農場から半径30km以内にある養鶏農家に鶏や鶏卵などの移動自粛を求めてきたが、ウイルスの確認を受けて、法律に基づく強制力のある「移動禁止」措置に切り替えた。

 30km圏内の1000羽以上の大規模養鶏場の立ち入り検査はすでに終え、異常がないことを確認。1000羽以下の養鶏農家についてはこれまで電話調査をしてきたが、今回改めて立ち入り調査し、各農家に移動禁止の徹底を求めた。

 府福知山地方振興局では、1日朝から30km圏内に入る三和町全域と、福知山市、大江町の一部の養鶏農家約50軒を各市町の職員とともに回り、啓発資料を手渡して理解を呼びかけた。ある農家は「こんな近くで起こるなんてびっくりしました。丹波町の業者が早く対応していればこんなことにはならなかったのに」と話していた。

 また、府教委は、幼稚園や小中学校、高校で飼育している鳥の調査を実施。多くの園や学校で鶏、インコ、チャボなどを飼っているが異常はなかった。

 鶏や鶏卵などの移動禁止区域は、福天地方では三和町全域、福知山市と大江町の一部。詳しい問い合わせは同振興局総務課=電話(22)3901=へ。


写真:養鶏農家に卵などの移動禁止を求める府職員ら



三和町と夜久野町で合併説明会始まる

支所は総合機能持ち永久にと要望−三和町

 三和町の市町村合併説明会が2月28日から始まった。初日に3カ所、2日目に4カ所を回っており、7日までに21カ所を町長、助役、収入役が手分けして回る。

三和町合併説明会 初日に田中敬夫町長は菟原中の菟原集落センターを訪れた。住民35人が出席し、町側の説明を聴いた。

 田中町長は合併基本4項目に盛られている支所(現役場)について「窓口的なものではなく、総合機能を持った支所をと要望している」などと話した。これに対して住民側からは「合併方式は編入に何の意外性もなく、住民として受け入れるべき。問題は支所をいつまで置いてもらえるかだ。旧市の数の理論で廃止へ押し切られないか」との質問が出され、田中町長は「支所は5年で無くすとの議論がある。しかし、合併して広域になるほど地域コミュニティーが重要になる。支所は永久的に残すべきと考え、話し合いの場に臨みたい」との決意を語った。

 ほかに住民からは、若い人たちの意見をくみあげる手だてを求める声や、職員・議員削減の見通し、合併を急がずじっくり検討できないかを尋ねる声も出ていた。

町存続願う声相次ぐ−夜久野町

 夜久野町でも28日から合併住民説明会が始まった。最初の精華小学校体育館には住民49人が出席した。住民からは合併を判断する材料が少ないことへの指摘と町存続を願う声が続いた。

 大江輝久夫町長をはじめ町幹部、合併協議会委員らが、合併協議会作成の資料に基づき、編入合併に至った経緯や確認事項などを説明。その後に住民側から意見や要望を募った。

 「小さくても町単独で生き残っている町があると聞くが、夜久野もできないか」「合併してもしなくても地獄ならば、夜久野町として残りたい」などの意見があった。これらに対して大江町長は「単独で残るところは残れるだけの財源がある。夜久野町には当てはまらず、残りたくても残れない状況にあり厳しい」とし「合併しない場合にも、行政サービスの低下、保育園や小学校の統合はせざるを得ない」と苦渋の答弁をした。

 「合併を判断する材料がなく住民がおいてけぼりな感じがする。合併しない場合のシミュレーションを公開すべき」との要望に対しては、「昨年12月の住民説明会のときに作っていたが、地方交付税が流動的なため今作り直している」と答えた。


写真:住民に合併協議会の現状を説明する田中町長


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