両丹日日新聞2月6日のニュース
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工場内に歴史館 長田野のエスペック 会社の歩みと起業精神を紹介

 環境試験機器トップメーカー・エスペックは、株式上場20周年を記念して、創業当時からの会社の歩みを紹介する歴史館を福知山市長田野工業団地の福知山工場(福本博道工場長)に開設した。従業員の研修の場として活用するほか、取引関係者や一般市民も無料で見学できるようにしており、多くの人が訪れている。

創業時からの製品展示一般市民にも開放
 創業は、戦後間もない昭和22年(1947)7月。本社所在地の大阪市北区天神橋で産声を上げた。初代社長の田葉井五郎氏と弟の敏雄氏、おいで現会長の小山栄一氏の3人で始めた。

 50〜60坪の土地を借り、わずか6坪ほどの粗末な小屋を建て「田葉井製作所」と名付けた。当初は研究所や学校での実験に使う金具、スタンドなど初歩的な理化学器具を製造。その後、定温乾燥機、自動蒸館内には昔の自社製品を展示するほか、創業当時の会社の建物を再現している留水製造機などを作り、日本初の環境試験機器を手がける基礎を作った。

 歴史館は、創業当時から昭和50年代中ごろまでの約30年間の製品約50点を展示している。創業時の会社の建物(6坪の木造小屋)を、そのまま再現して当時の製品を展示するほか、歴史を紹介するビデオの観賞ができるコーナーも設けている。

 製品は、昔の木製の電気定温器(ふ卵器)やどの程度の高温や低温、温度に耐えられるかを調べる熱風循環式恒温器などの各種機器、航空機が高速で急上昇・急降下する急激な環境変化をつくり運動性能をシミュレーションする成層圏環境試験装置など様々。

 これらは、すべて大学の研究室や企業など納入先で使われずに偶然残っていたものを、歴史館開設に合わせて提供を受けた。585平方mの館内にそれぞれ商品名と開発意図、使用目的などを紹介する説明文を付けて展示している。

 同館担当の顧問、雲川干城さんは「展示品は、製品のほんのごく一部です。社員には、先輩たちの高い志と熱い思い、利潤追求より、まずお客さんに喜ばれるよい製品をつくるという創業時からの商いの基本、起業家精神を受け継いでいってもらいたい。取引先や地域のみなさんにも当社を理解いただく一助になれば幸いです」と来場を呼びかけている。

 同館は事前に申し込めば見学できる。月曜から金曜までの平日午前9時から午後5時まで。無料。申し込みは電話(27)3131の同工場総務部へ。

写真:館内には昔の自社製品を展示するほか、創業当時の会社の建物を再現している



華麗な姿と甘い香り 市植物園に洋ラン咲き競う

 福知山市三段池公園内にある市植物園(小笠原巌園長)のラン温室で、数々の洋ランが咲いている。華洋ラン麗で気品ある姿と甘い香りが魅力的で、来園者は花と一緒に記念撮影をするなど心ゆくまで楽しんでいる。

 同園は洋ランだけで約2800株あり、育苗棟で温度、湿度、日照時間などに注意を払いながら栽培している。このうち、ラン温室に展示しているのは300株余り。花の咲き具合が悪くなると、出番を待つランと入れ替えており、年間を通して観賞できる。

 今、咲き競っているのはランの女王と呼ばれるカトレアや花が鈴なりに付くシンビジウム、人気の高いデンドロビウム、花の形から「女神のスリッパ」と親しまれるパフィオペディラム、チョウが舞う姿に似たコチョウラン、それにダンシング・バレリーナの愛称をもつ黄色いオンシジウムなど多種多彩。中国で正月のころに咲くので、めでたい花といわれる報歳ランも1鉢あり、地味ながら独特の香りを放ち味わい深く、注目を集めている。

 同植物園では1月から5月にかけて洋ラン展、春ラン展、エビネ展など数々のラン展示会を企画している。入園料は大人310円、子ども(4歳から中学生まで)150円


写真:シンビジウムなど数々の洋ランが咲く温室


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