両丹日日新聞2月5日のニュース
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住民説明会今月中にも開催の見通し 1市3町合併協で資料に同意

 福天1市3町の第7回合併協議会が4日、福知山市昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で開かれ、住民説明会用の資料が提示された。資料は承認され、合併方式が決まっていなかったことなどから延期になっていた住民説明会は、今月中にも開催される見通しとなった。

 資料は2つあり、新市の主要課題、一般・高校生を対象にしたアンケート調査結果、協議状況などを掲載したものはカラー刷りのA4判、12ページ。これまでの合併協議会と各小委員会で決まったこと、協議に際しての委員の主な意見が載っている資料は、A4判、22ページ。

公営住宅町営バスなど交通施策は継続審議に

 このほか同日協議したのは「交通施策等」「公営住宅」「都市計画」「情報公開」「上水道・簡易水道等」の取り扱いに関する5件。このうち交通施策、上水道・簡易水道については継続審議、そのほかは原案通り同意した。

 交通施策についての原案では、福知山市の自主運行協議会方式のバス(庵我、中六人部、三岳)と3町の町営バス(計9路線)は、合併後の運営を福知山分が自主運行協議会方式、3町分は直営方式にして運行は経費節減などの面から委託することとしている。

 また、路線については「現行路線を維持し新市に引き継ぐ」が、新市移行後に改めて検討する考えが示されたため、将来的に路線や便数の減少を心配する委員から「山間の住民にとってバス運行は生活を支える命綱。現行路線、運行回数を堅持してほしい」などと意見が出て、継続審議になった。

 この日は委員50人中、会長の中村稔市長ら10人が欠席したため、委員から出席率の悪さを指摘する声も出た。
 次回は19日午後2時から、大江町総合会館で開く。


写真:公営住宅の取り扱いについても協議された
(写真は福知山市の広峯団地)


会誌で研究論文発表 藍同好会会長・塩見さん

 福知山市中の福知山藍同好会長、塩見敏治さん(69)が、1日に発行した会誌「藍をはぐくむ第7号」で、「近世初期福知山地方と全国にみる紺屋の発達」と題した論文を発表した。藍や紺屋史料を探し当てて研究を続け、500年以上前の室町時代に、すでに雀部庄で藍染めがされていたことや福知山が江戸時代に全国有数の紺屋集積地だったことなどを紹介している。

 塩見さんは、かつて由良川沿いで藍栽培が盛んだったことに着目し、藍で町おこしをと、95年に同好会を結成した。栽培から藍染めまでを手がけて今年で10周年を迎えた。福知山地方の藍栽培の歴史についての研究は当初から続けており、同誌第3号では、京都の松尾大社の荘園だった雀部庄で、室町時代の1473年にすでに藍が栽培されていたことに触れ、由良川藍の歴史が中世までさかのぼることを明らかにしていた。

論文を載せている会誌 今回の論文は9ページを割き、さらに独自の考察を加えて掲載した。雀部庄の松尾神社所蔵文書をもとに1400年代に雀部庄の荘園に紺屋が存在し、畳、着物用の藍染めの布を京都に納めていたことを説明。年貢銭納帳から、1500年代には福知山北部地域や夜久野でも紺屋の動きがみられたことを記している。

 また、1600年代の福知山地方の紺屋の発達は紺屋町の誕生に象徴されるとし、有馬時代の丹波福知山城之図を載せ、紺屋町は上、中、下と3つの町が区画されたことを示している。全国の紺屋分布数などをまとめた統計資料も使い、25件の紺屋が並ぶ福知山は、全国の城下町で青森県弘前や高知などに次いで20番以内の集積地だったとしている。

 論文は、「福知山が全国的にも有数の紺屋の町であったことを客観的に明らかにすることができたと思う。このことが、これからの同好会の活動にも、のれんの町を提唱している運動にも力になればと願っている」と結んでいる。

 会誌はA4判、78ページで、230部作った。藍染めのれんの町づくりや藍入り健康パン作りの活動の紹介をはじめ、第6回由良川藍まつりの紹介、日本と由良川藍の歴史年表、すくもの作り方、会員の投稿文などバラエティー豊かな内容になっている。作品の写真や活動を報じた新聞記事も多数載せている。希望者に1500円で譲る。問い合わせは塩見会長=電話(23)6415=へ。


写真:論文を載せている「藍をはぐくむ」。活動紹介や会員投稿文など、多彩な内容になっている


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