両丹日日新聞2月2日のニュース
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12年ぶりに白球追う声 佐賀に学童野球復活

 佐賀の空に12年ぶりの白球が舞った。児童数の減少から学童野球チームが自然解散していた福知山市佐賀学区に、学童チームが復活した。今年になってから活動を始め、1日がグラウンドでの初練習。「いつかは甲子園へ、そしてプロへ。まちの子たちに負けず夢の舞台へ」との願いを込めて、チームの名前は佐賀ドリームズと命名された。

佐賀に学童野球復活 以前は「オール佐賀」というチームがあったが、1991年12月に当時の6年生7人が卒団すると、残ったのは5年生2人と3年生1人になってしまった。活動は続けられず、自然解散。3年生の大志万修一選手は隣接する雀部学区の佳屋野フェニックスに移った。佐賀のユニホームを着た最後の選手となったが、後に福知山商業高校(現福知山成美)から甲子園に出場した。

 地元では大フィーバーになったものの、いまの児童たちは、当時の地域の興奮を知らない。

 「子どもたちにスポーツを。また野球好きの子を育てよう」。大志万選手の父、博さんが呼びかけ、計16人の児童が集まった。

選手16人、女の子も1人

 学年は5年生と4年生が各2人。3年生が4人で2年生が2人。1年生は6人で、うち1人は女の子。5年生が2人しかいないのはつらいが、これが学年男子の全員。人数が少ない代わりに、みんなとても仲良し。笑顔いっぱいに活動が始まった。

 代表には一緒に選手を集めた松本良博さんが就き、監督は大志万さんが引き受け、コーチも地元の2人が引き受けた。1月18日に佐賀小学校体育館で初練習。天候の関係で2回目が延期になっていて、やっと1日にグラウンドでの練習の日を迎えた。最初はキャッチボールから。ボールを触るのも初めてという子が多く、ホームベースからマウンドまでさえボールが届かない子も。それでも、みんな屈託無くキャッチボールを繰り返し、ボールの感触を楽しんだ。

 次はフリーバッティング。あれこれ教えるより、まずは好きにバットを振らせてみる。ブン! ブン! 見事な空振りが続く。そのうちカーンと快音が響き、ボールが外野へ。守備位置につく子たちも一緒になって「ワッ」と歓声をあげた。

 「甲子園へ、そしてプロへと目指す子が出てくれるとうれしいですが、試合に勝つことよりも楽しむことを大事にしたい」と大志万監督。毎週日曜日の午後に練習を重ね、東部少年野球振興会の大会で試合を経験してから、市協会などの公式戦デビューをする計画でいる。


写真:野球を楽しむ子どもたちの明るい声が周囲に響いた
(佐賀小で)


表現力豊かに躍動ステージ 淑徳高がアンコール発表会

 器楽演奏や踊り、人形劇にファッションショー、それに製作物展示など様々な学習成果を市民に見てもらおうと、福知山淑徳高校は1日、福知山市厚生会館でアンコール発表会「Re淑徳祭」を開いた。

 淑徳高はアクティブライフ、アートデザイン、介護福祉など6つの「系列」を持つ総合学科校ならではのユニークな学習をしており、昨秋の文化祭「淑徳祭」でも多彩な発表をした。文化祭後に「もっと多くの人に見てもらいたい」との声が生徒たちの間から起こり、市民に学校へ来てもらうのではなく、生徒たちが市民の中へ飛び出してのアンコール発表会が企画された。

Re淑徳祭 ロビーでは油絵やCG、立体作品などが展示され、食物調理系列の生徒たちによる喫茶コーナーもオープンしてにぎわっていた。

 大ホールはステージ発表の会場。音階ごとのベルを鳴らして音楽を奏でるトーンチャイムの演奏で幕開けし、「チムチムチェリー」など4曲を披露した後は民俗舞踊。沖縄の「エイサー」などを躍動的に踊った。

 続いては人形劇。各地の保育園、市保育まつりで人気を得てきた出し物「三枚のおふだ」を上演した。みっちりと練習を積み、公演の場数を踏んでいるだけに舞台度胸もついていて、大勢の観客を前にしても動じることなく、楽しく民話を演じた。小さな子たちは舞台の人形と一緒になって歌ったり、笑ったりと、大喜びだった。

 休憩を挟んでの和太鼓演奏は、迫力いっぱいの出し物となった。軽快にリズムを刻む曲、力強く勇壮にバチを振るう曲など、太鼓の構成を変えながら変化に富んだ演奏を聴かせ、観客たちは息をのんで舞台に見入っていた。ラストは名物のファッションショー。洋服、和服、ウエディングドレスなど、アパレルファッション系列の生徒たちが自分の作品を身にまとってステージを彩った。

 会場には卒業生や父母のほか、夏休みを中心に職場体験をさせてもらった事業所の人たちも大勢詰めかけ「あの時の子たちがこんなに表情豊かに。ステージの転換も手際いい」と、うれしそうに見守っていた。

 山口亨校長は「発表会をすると決まってから日が無かったのですが、みんな一生懸命取り組み、いきいきと発表できました」と喜んでいた。


写真:迫力いっぱいの和太鼓演奏


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