両丹日日新聞2月17日のニュース
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住民側から次々質問 基本項目合意受け合併説明会始まる

 福天1市3町合併協議会での基本4項目合意を受けて初の住民説明会が16日夜、福知山市三俣の上六人部会館であり、地域住民約60人が市側の説明を受け、地元のことや支所のことなどを尋ねる質問が相次いだ。

 市側からは中村稔市長ら幹部10人が出席。合併協議会で合意した基本4項目のほか、納税、介護保険料、公営住宅などが合併後はどのようになるかといったこと、これから話し合われる事柄を、1市3町共通の資料に沿って説明。「情報の過疎地」にならないよう高度情報化社会に対応する構想を練っていることなどを明かした。

合併説明会 住民からは「三和町に隣接している上六人部は、印鑑証明などを取りに行くには市役所より三和町役場へ行った方が早い」として、合併後は旧3町の支所が使えるのかといった支所関係の問題を皮切りに次々と質問。「合併で上六の住民サービスが今より低下しないか心配している」「上六に目玉事業を持ってきて」という要望も出された。また、「合併することで高度情報化が進むといっているが、地域公民館にはファクスさえない」という批判もあった。

 さらに、「合併を決める最終段階では住民投票をしてほしい」との要望に対し、市側は全体的なまちづくり計画が決まるころに再度住民説明会を開いて意見を聞くとした上で「議会の議決を重く考えている」とも述べ、住民投票の考えはないことを示した。

議員定数調整つかず継続審議に 合併協小委員会

 福天1市3町合併協議会の総務・企画・議会小委員会の第3回会合が16日、大江町総合会館で開かれた。「議会議員の定数及び任期」について取り上げ、新市議会の議員の数などを協議したが、調整がつかず、さらに議論を深める必要があるとし、再び継続審議とした。

 議員定数と任期は新設合併か編入合併かによって調整案が異なるため昨夏の第2回会合から継続審議になっていたが、編入合併で合意したことを受け、ようやく審議を再開した。

 現在の議員数は福知山26人、三和、夜久野、大江は各14人。編入合併する場合、現市議26人は在職するが、3町議の計42人は失職することになっている。しかし、それでは3町の意見が「新福知山市政」に十分に反映されない危惧(きぐ)があることなどから、事務局は(1)定数を最大30とし、残り4を1市3町から増員選挙で選ぶ(2)「定数特例」を活用して定数32とし、3町にそれぞれ選挙区を設けて1町から新市議2人ずつを増員選挙で選ぶ(3)「在任特例」を活用し、合併前の各自治体の議員全員が現市議の残任期間(2007年4月30日)まで残り、68人体制にする−という3案を示した。

 この日は委員13人中12人が出席し、全員が意見を述べた。3町側の委員からは現在の議員全員を引き続き在職させる(3)案(在任特例)を推し、(1)や(2)では「編入される側の意見が十分に反映されるか不安」などと主張したほか、ある委員は「市議会を解散させ選挙を」という案も提起した。一方、市側の委員は行財政のスリム化を理由に挙げ、(3)案では「財政負担がかさみ、住民の理解を得られない」とし、(2)案(定数特例)が妥当とした。


写真:市幹部に次つぎと質問した



特定医療法人格を取得し運営透明化 福知会「もみじケ丘病院」

 福知山市の医療法人・福知山紅葉丘病院(竹中一雄理事長)は、特定医療法人の資格を取得するのに伴って法人名と病院名を変更した。新しい法人名を「医療法人・福知会」とし、医療施設の福知山紅葉丘病院を「もみじヶ丘病院」にした。特定医療法人の資格取得で運営を透明化し、より公共性の高い医療機関を目指す。

もみじケ丘病院 医療法人には、医療法人、特定医療法人、特別医療法人の3つの形態がある。特定医療法人は財団や個人が出資資産を持たない。運営は、理事会と社員総会のほか、地域代表者や有識者が加わって新設する評議員会の同意を得て行う。

 これにより運営の透明化と公益性を高めることができ、対外的な信頼度が増す。法人税や地方税の軽減、さらに医療施設の近代化整備にかかわる補助金が優先されるメリットがある。

 同病院は1956年12月、市内荒木に精神科単科病院として開設された。府北部の精神科医療に携わる施設として地道な努力を重ね、今では同科と神経科、内科、放射線科、歯科の5科、ベッド数390床を有する。また2つの診療所(うち1カ所は亀岡市)と病院に併設する介護老人保健施設「さくら苑」など5つの施設を運営する。

 しかし、全国的に質の高い医療が求められるようになり、病院経営は厳しさを増している。そこで公共性・公益性の要件を備えた特定医療法人格の取得に踏み切った。

 これに併せて、これまで同じだった法人名と病院名をそれぞれ改称。法人名を「医療法人・福知会」、病院名を親しみやすい平仮名の「もみじヶ丘病院」に改めた。また亀岡市追分町の診療所「もみじヶ丘」をクリニック「もみじ」に改称した。他の施設名は変更しない。

 医療法人は、03年3月末で全国に3万7306法人あり、そのうち特定医療法人は356。同病院では「これからも医療の質の向上と機能整備を進め、心のバリアフリーを求め、地域に開かれた患者さんのための精神科医療機関を目指したい」としている。同法人の正式承認は3月になる。


写真:特定医療法人格の取得に伴い名称変更した「もみじヶ丘病院」施設


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