両丹日日新聞1月30日のニュース
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雀部小で休み時間に保護者や地域の人たちが巡回 不審者に目を光らせる

休み時間に巡回 不審者から子どもたちを守ろう−と、福知山市前田、雀部小学校(大槻美江子校長)で、保護者や地域の人たちが、休み時間に学校の正門など周辺に立ち、児童らを見守っている。昨年12月に起きた宇治小の事件を受けて実施しているもので、保護者、地域、学校が一体となって児童の安全確保に努めている。

 宇治小事件のあと、児童の保護者から「親としてできることがあれば協力したい」と連絡があったことから、学校では児童や教諭らの気が緩みがちな休み時間に巡回してもらうよう、今月14日、PTAに文書で通知。すぐさま保護者から協力するとの声が上がったほか、地域の防犯推進員にも話が伝わり、推進員ら地域の人たちも加わって、現在7、8人が警戒に当たっている。

 午前10時25分からの中休みと午後1時10分からの昼休みに、校門やその他の出入り口付近に立ち、不審者が侵入しないように巡回。子どもたちの様子も見守っている。立身一徳・同校PTA会長は「みなさんが自発的に出て、しっかり巡回していただいている。こうしたことは学校、行政だけでは限界があり、すべてをおまかせできないので、今後は地域の方々にも協力いただければありがたい。今は小さな動きですが、これが全体に広がれば」と期待している。

 周辺地域では回覧板で協力者を募りたいという自治会もあり、今後協力者が増える見込み。大槻校長は「学習時間での不審者に対する対策は教諭たちが研修などを受けて対応していくが、休み時間は児童、教諭も気が緩みがちで、どこから不審者が入ってくるか分からない。巡回してもらうことで子どもたちも安心して遊ぶことができる。今後も多くの人たちと力を合わせ、安全な学校づくりに努めたい」と話している。


写真:不審者の侵入を防ぐとともに、子らの安全も確かめる保護者たち



堂の大改修終え33年ぶりの開帳 堀越の観音さん

堀越の観音さん 福知山市堀越の高源寺跡にある観音堂に安置されている十一面千手観世音菩薩像が、4月に33年ぶりに開帳される。これに合わせて、地元住民で組織するご開帳実行委員会(溝畠隆雄委員長)が進めていた観音堂などの改修工事がこのほど終わった。大改修をしたのは約100年ぶり。「堀越の観音さん」と親しまれ、普段から観音堂に参拝する人は多く、参道に手すりを付けた新たな階段も整備した。

 1906年(明治39年)に書かれた同観世音菩薩縁起によると、観音堂は約1200年前の平安時代に大蔵山(城山)のふもとに建てられ、代々の城主の祈願所として観音像が安置された。その後、老朽化による再建が繰り返されたが、地元の信心の源として33年ごとに開帳を続けている。

 開帳に合わせた改修工事は99年から5年がかりで進めた。観音堂は長年風雨にさらされて柱が腐食するなど傷みが激しく、ほぼ全体を解体し、屋根がわらのふき替えや拝殿階段の取り替え、壁板の張り替えなどをした。一帯には地元公会堂や大師堂、稲荷堂などがあり、石垣や階段の整備もした。

 黒塗りの厨子のなかに祭られている本尊の十一面千手観世音菩薩像は、ハスの花の台座に立つもので、高さ約40cm。家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)、眼病治癒、安産の守護像として信仰を集めている。

 開帳は4月18日で、三俣の長川寺が執り仕切る。地元では御詠歌の番外に「はるばると山路をゆけば高源寺法のちかいにまかせ越へなむ」と詠んでおり、同寺の梅花講が開帳に向けて練習を続けている。


写真:約100年ぶりの改修を終えた観音堂


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