両丹日日新聞1月20日のニュース
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運行は継続、再建めざす 京都交通に会社更生法

 府北中部で欠くことのできない公共交通機関となっている京都交通(本社・亀岡市、川本惠三社長)が19日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請し受理された。同裁判所から保全管理命令が出され、当面運行は継続されるが、福知山市など中丹地域でも不安が広がっている。

京都交通に会社更生法 同社は、1945年に乗合自動車業者7社が事業統合し誕生。京都市の一部地域と亀岡市、船井郡4町、それに福知山市と綾部市、大江町、夜久野町の中丹地域、舞鶴市と宮津市の北丹地域の計6市6町を主な営業エリアとして路線バスを運行するほか、東京への夜間高速バスや貸し切りバスも運行してきた。

 しかし、主要な路線バスは、少子化と山間部の路線地域での過疎化が進み乗客数が減少。特に北部での不採算路線の増加と貸し切りバスの利用減で収入が落ち込み、経営が悪化していた。遊休不動産の売却や営業所の統廃合、人員削減などの合理化を進めてきたが経営改善に至らなかった。負債総額は83億3600万円。

 同社は「社会的使命を考えた場合、事業の継続と従業員の雇用確保を図る上では早期の法的処理以外に選択はないと判断した。今後は大阪地裁と同裁判所から専任された保全管理人の監督のもと事業を継続し、1日も早く会社を再建すべく全従業員が尽力したい」としている。

 一方、これまで通勤通学など住民の大切な足となってきただけに、バス路線を抱える各自治体にも衝撃が走った。今後の影響が懸念されることから府は同日、対応を検討する一方、20日午前10時からは京都市内で国、府、関係市町村、バス事業者らが集まり、緊急の対策会議を開催。事業者から経過説明を受け、今後の対応を話し合っている。

 山田啓二知事は「府民の生活の安定確保を最優先に、今後も事業が継続実施され、生活路線や雇用などに混乱が生じないよう国をはじめ関係者に強く要望するとともに関係市町村とともに出来る限りの努力をしていきたい」とコメント。

 12路線がある福知山市では、これまで運行を維持するための補助(02年度は約1500万円)をしている。中村稔市長は「学生や高齢者など移動手段を持たない人にとり、かけがえのない公共交通機関。経営努力がなされていたにもかかわらず残念。今後も従前通り運行されることを要望したい」としている。


写真:
地域住民の大切な交通手段となっている京都交通バス


仲良く卒園作品づくり 大正幼稚園で親子陶芸

陶芸で卒園作品づくり 福知山市水内、市立大正幼稚園(井上ひとみ園長)は20日、陶芸で卒園記念品づくりをした。親子ペアでの共同作業で、幼稚園の楽しい思い出の一つになった。

 今春から小学校1年生になる園児25人とその親が参加した。地元校区内の陶芸家で、京都工芸美術作家協会会員の河本匠司さんに指導を受けながら作業をした。

 今回は比較的簡単な手法のタタラづくりをした。平行に並べた2本の板の間に粘土を置いて親子一緒に「イチニ、イチニ」とのべ棒を転がして粘土を伸ばした。その後パイプに巻きつけて形を整え、花瓶、ペン立てなどそれぞれの親子ペアの作品が出来上がっていった。

 仲良く作業をしていた嶋田翼君と母親の久利子さんは「なかなか難しいですけど面白いですね。これからも使うので鉛筆立てを作りたい」と張り切っていた。

 作品は河本さんが釉薬(ゆうやく)をかけて焼き、窯出しをして完成させる。3月19日の修了式のあとに園児たちが家に持って帰れるようにする。河本さんは「すべての作品にきょうの日付と親子の名前を彫ります。良い記念品になれば」と話していた。


写真:親子でペアになって作業をした



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