両丹日日新聞11月1日のニュース


大江山でオーロラ観測、撮影に成功 北の空に淡く赤い光

 福知山市石原の府立工業高校教諭で天文愛好家の芦谷裕之さん(35)が31日未明、大江山中腹(標高800m、北緯35度30分付近)で、低緯度オーロラとみられる淡く赤い光の撮影に成功した。肉眼でもかすかに北の空の山際が赤く染まる光景を確認できたという。
大江山でオーロラ
 オーロラは、太陽から出る帯電した微粒子が、地球の大気に届き、空気中の酸素、窒素などの原子にぶつかって放電する自然現象。通常、北極や南極周辺の高緯度でしか見られないが、太陽表面の大爆発(フレア)で磁気が激しく乱れたときには、低緯度でも観測できることがある。31日未明には、過去30年間で最大規模となった29日に続くフレアが起きた。

 芦谷さんは高校時代からの天文愛好家。太陽の活動が活発な場所に現れる黒点が極大化していることを知り、30日午後6時30分ごろからカメラ3台を手に大江山中腹の鳩ケ峰へ。一睡もせずに観測を続け、写真撮影を続けた。最初は曇りがちだったが、次第に晴れ間がのぞき始め、31日午前4時30分ごろに北北東の空、北斗七星の下付近の空が淡く赤みを帯びていることを確認し、数分間の露光でシャッターを切った。

 北海道陸別町の銀河の森天文台でも同時刻にオーロラが観測されており、同天文台に問い合わせたところ「低緯度での観測は極めて珍しいが、見えた時間や色、方角などから考えるとオーロラとみて間違いないだろう」とのこと。芦谷さんは「見えたときはとにかく感動した。夜通し観測を続けたかいがありました。チャンスがあればまた観測します」と喜んでいた。


*写真:大江山中腹から撮影したオーロラ
(絞り2.8、露光4分で撮影)


87両が集結しミニSLフェスタ開幕

ミニSLフェスタ 全国各地からミニSLが集結する「ミニSLフェスタ・イン・フクチヤマ2003」(同フェスタ実行委主催)が晴天に恵まれた1日、福知山市の御霊公園、広小路通りで始まった。4回目となる今回は飛び入り車両もあり、過去最高の87両が参加。親子連れらが大勢詰めかけてミニSLの乗車や車両との記念撮影を楽しんでいる。

 会場には広小路を周回する700mのコースが設けられ、踏切やトンネル、福知山城の模型などが飾られ、鉄道の世界が広がっている。乗車会では順番を待つ親子連れらの長い列ができ、ミニSLが引く台車に乗り、列車の旅を楽しんでいる。C56、C62、C11など国内のSLだけでなく、スティーブンソンが開発したSLの元祖・ロケット号、ペンシルバニア鉄道の入れ替え用機関車など多彩な模型がそろっており、各地の鉄道ファンも訪れ、白煙をはきながら行き交う機関車の姿をカメラに収めていた。

 府立工業高校の無線クラブ(芦田安弘部長、14人)の生徒たちも自作の車両を持ち込んで初参加。多くの来場者を乗せて走る姿に満足していた。

 午後からは、定められた速度で走る「定速度トライアル」競技が催される。このほか、スタンプラリーや鉄道用品販売会、ふわふわSLなどの企画でにぎわっている。同フェスタは2日まで。


*写真:重連で走るミニSLもあり、目をひいていた


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