両丹日日新聞9月11日のニュース


みなさんにようしてもろて…100歳の靴下 感謝の気持ち編み込む 手先器用に細見よしのさん

 三和町の細見よしのさんは、ことし4月で100歳になった。若い時から働き者で、3年前まで家業の食料品店の店番をしていた。足が弱くなった今も毎日せっせと手を動かして、靴下を編み続けている。靴下を編む細見さん編んだものは訪ねて来た人にプレゼント。もらった人は「長寿にあやかりたい」と、大切にして喜んでいる。

 「こんなに好きにさせてもらえるのは、家族やみなさんがようしてくれてやで。ありがたいことです。じっとしとったら、もったいない」

 口から出るのは感謝の言葉と「もったいない」。なんにでもありがたく、もったいないと思う。そんな細見さんのことを、家族の典男さん(75)、やすゑさん(66)は「手先が器用で、ほんとうにじっとしていることのない人です」と話す。

 編み物をする時は自然と背筋が伸びる。根気よく、動かす手も早い。1足編み上げるのに「若い時は1日でしよったけど、今は2日かかりますわいねえ」と、少し残念がるほど。しっかり編み目をとらえ、ごくたまに飛ばすことがあっても、すぐに気づいて編み直す。最後の一目まで丁寧な仕事。丈夫に編み上がった靴下からは、履く人のことを思いながら編んだ細見さんのやさしさが、しっとりと伝わってくる。

 編んだら、みんな人にあげてきた。「喜んでもらえれば、それで良いんです」。敬老の日を前にして、きょうも感謝の気持ちを編み込んでいる。


*写真:毎日せっせと編み物をして、プレゼントしている細見さん


福知山民間福祉施設連協が合同で消防訓練 夜間の避難態勢を確認

 福天地方の老人福祉施設、障害者福祉施設などで組織する福知山地方民間社会福祉施設連絡協議会(友次秀正会長)は9日夜、福知山市猪崎の特別養護老人ホーム・三愛荘で、総合消防訓練をした。避難訓練を通して職員が手薄になる夜間の避難誘導の態勢を確認するとともに、煙体験などを通して防災意識を高めた。

 災害発生時、高齢者や障害者ら災害弱者は自力での避難が難しいケースがみられる。このため同協議会では毎年、福知山消防署員を講師に迎え、合同で研修会を開き、防災安全態勢の在り方を再検討している。今回は同協議会関係者や職員、利用しているお年寄りら約130人が参加した。

 同施設では、災害時に適切な行動が取れるように、施設の構造や利用者の実態に応じて、あらかじめ避難計画を立てており、今回は夜間防災マニュアルに沿って訓練を実施した。

 午後8時、リネン室から出火し、初期消火をしたが間に合わず燃え広がっているとの想定。職員たちは初期消火、館内放送、通報、避難誘導などを分担し、車いすや老人車を使っているお年寄りらを安全な経路で誘導した。

 このあと職員らが煙体験のハウスに一人ずつ入り、充満した煙のなかを抜け出すのがいかに難しいかを実感。車いすのお年寄りは煙を避けてほふく前進することができないことから、反省会で課題として上げていた。

写真:車いすのお年寄りらを安全な経路で避難させる職員たち


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