両丹日日新聞2003年3月8日のニュース

夜久野町新年度予算 大型事業組み総額57億円

 夜久野町の2003年度当初予算案が8日付で公開となった。旧竜城中学校跡地に文化ホールを備えた多目的施設を建設するなど大型事業を計画し、一般会計は35億5800万円を組んだ。前年度当初より5・4%の増額。町税収入、国からの交付税とも落ち込みが予想されるが、町債発行や基金からの繰り入れなどで積極的に社会基盤整備を図る。特別会計は新たに住宅用地開発事業会計を加え9会計とし、一般会計
竜城中学校跡地
竜城中学校跡地
と合わせた総額は57億9160万円で、前年度当初より3・9%の増額予算となった。これら新年度予算案は11日開会の3月定例議会に上程する。(以下、予算額は100万円未満切り捨て)

旧竜城中学校跡地に文化ホール 井田に住宅団地も
 三和、大江両町が4月に町長選挙を控えて骨格予算となっているのに対して、選挙時期がずれる夜久野町は本格予算。大江輝久夫町長は「税収が苦しく、削れるところは徹底的に削り、かなりの我慢もしたが、どうしても今しておかなければならない社会基盤整備があり、増額予算になった」と話す。
 新規の大型事業が2つある。1つは旧竜城中学校跡地への、文化ホールを備えた多目的施設建設。もう1つは定住促進団地開発。
 多目的施設は2カ年事業。どのような施設にするかは施設建設検討委員会で近く答申をまとめるが、町内には音楽演奏を聴いたりできる施設がないため、文化ホールや図書館を併設したものになりそう。新年度は一般会計に造成工事費など1億1100万円を組んだ。
 長年の懸案だった住宅団地は、井田の明正小学校上手に用地が確保できた。特別会計を新設してあたる。開発面積1621平方m。うち宅地部分1397平方mを5区画にして分譲する。事業費は4000万円。このうち3500万円は土地の売却代金を充てる。
 このほか一般会計では大油子の可燃粗大ゴミ焼却炉を、改正法に適合させて新しくするために9千万円。小川沿いで車がすれ違えず危険な額田の町道松本線改良工事に1億800万円を組む。小中学校のパソコン関連には1800万円。パソコン教室の設置台数を倍に増やし、児童1人につき1台を使うようにする。
 特別会計は農業集落排水事業で、千原地区に7100万円、小倉地区に6100万円を計上。共に新年度で管路工事を完了させる。

町債大幅増の7億円 基金から繰り入れも
 一般会計の歳入構成比は自主財源が23・4%で、依存財源が76・6%と、ほぼ前年度並み。町債を大幅に増やして7億700万円発行するほか、財政調整基金などから4億1600万円を繰り入れる。起債は国から有利な支援が受けられる過疎債が中心。
 経費別では、人件費が0・2%減少。障害者福祉の支援費制度の開始に伴い扶助費が10%増え、借金の返済にあたる公債費が2・8%増。この3項目を合わせた義務的経費は、歳出の53・9%を占める。
 農匠の郷整備の返済が多く、公債費は8億8千万円で、全体の24・8%を占める。


合併問題関心高く不安も多い 大江町議会の住民アンケート結果

 大江町議会・町の将来に関する調査研究特別委員会が町民を対象に行った「市町村合併に関する住民アンケート」の集計結果が、このほどまとまった。合併の賛否を問う設問はないが、「病院、役場、学校、交通や住民負担、住民サービスがどうなっていくのか」など、合併に対して不安を感じている人が多いことが、あらためて浮き彫りになった。
 アンケートは1877世帯に1枚ずつ配布。白紙を含む1631枚、87%の回収率だった。記入したのは20歳代から80歳代。
 設問6つのうち、「合併問題を考える上で、あなたが知りたいと感じていること」の問いには、「住民サービス、住民負担」が1137人と一番多く、「メリット、デメリット」「今後の町づくり」「福祉、教育」「病院、社協(社会福祉協議会)、商工会の今後」などと続く。
 また、「合併しないですむ方法の検討を」「合併しても良くならない」とする意見や「合併はやむを得ない」「避けて通れない」とする考えもあった。
 このほか、市町村合併に対しては66%の人が「関心を持っている」と答えた。
 アンケートの集計結果は各戸配布することにしている。


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