両丹日日新聞2003年3月6日のニュース

前年度並みの総額66億円 大江町新年度予算案

 大江町は5日、2003年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初より1億4千万円増の33億5千万円。特別会計は前年度当初比1億3900万円減の32億9556万1千円で、総額は前年並みの66億4556万1千円となる。4月に町長選を控えて骨格予算に近いが、町は「継続事業を中心に、実施しなければならない新規事業にも予算配分した」としている。10日に開会する3月議会定例会本会議に上程する。(以下、予算額は100万円未満切り捨てで表記)
 一般会計は、前年度当初の減額幅が例年になく大きかったことから、4.4%増に。特別会計はあしぎぬ大雲の里施設群の経営、管理を第3セクター・大江観光へ移管するため「大雲の里」事業を廃止し、10特別会計になることなどで減額となった。
 
大江中学校のパソコンを更新
大江中パソコン更新
教育現場で欠かせなくなったパソコン。大江中でも更新する予定
 主な事業を見ると、4月からスタートする障害者福祉サービスの新しい利用制度「支援費制度」実施に伴う費用に4600万円を計上。由良川右岸の河東地区のほ場整備実施を前に行う調査設計などに1200万円を予算化している。
 教育関係で、大江中学校のコンピュータ室にあるパソコンの更新に1500万円。五十鈴荘の特別養護老人ホームとショートステイ施設増築の補助金として8千万円を予算化。大雲の里施設群の管理や経営を移管する大江観光の経営基盤強化のため2千万円の出資金を出す。
 建設関連ではコミュニティー施設整備補助金として、2集会所の新築などに3300万円を計上。緊急雇用対策は、前年度は道路の清掃、不法投棄パトロールなどをしていたが、新年度は調整中。1500万円を予算化しており、昨年並みの雇用を創出したいという。
 このほか、法定合併協議会負担金に700万円▽パソコンとインターネットを通じて行政サービスが受けられる総合行政ネットワーク接続事業に800万円▽体育施設改修に500万円▽有害鳥獣駆除関係に300万円▽府営二箇治山関連排水路に800万円など。チャイルドシート補助、出産祝い金も引き続いて予算化している。

町税、地方交付税減基金と町債で確保
 一般会計の歳入のうち自主財源は28.8%。町税3億5200万円、地方交付税16億5千万円はそれぞれ0.8%、5.7%減少の見込みだが、基金の取り崩しと町債の発行で財源を確保する。財政調整基金、戦略的地域経営促進基金など計4基金から4億3千万円を繰り入れ、過疎対策事業債と臨時財政対策債で計3億7千万円を確保する。特に町債は前年度当初比117.6%増と大幅アップで乗り切る。


卒業制作で藍染めのれん 庵我小6年生

卒業制作に藍染めのれん
藍染めのれんが出来た
 福知山市池部、庵我小学校(大槻美江子校長)の6年生19人が卒業製作として手がけた「藍染めのれん」が完成した。昨年5月に自分たちで苗から育てた藍の葉を使って本染めしたもので、児童たちの達成感もひとしお。のれんは卒業記念として校内に掛ける。
 6年生は総合的な学習の年間研究テーマとして、郷土文化の藍について学んできた。講師には学区内に住む福知山藍同好会長の塩見敏治さんを招き、苗植えから指導を受けた。葉を摘み取り7月には生葉染めを体験。卒業を間近に控えた3日には1年間の集大成として藍染めのれんを作ることにした。
 乾燥させた生葉を発酵させて出来た染料「すくも藍」を90リットルの桶(おけ)に入れて、そこに長さ120cm、幅90cmののれん生地を浸して色を付けた。塩見さんに教わりながら児童は4班に分かれて作業。生地を結んだり縫ったり、ビー玉を包んだりする染色の絞り技法を用い、鮮やかな藍色の中に白い模様や濃淡をつけた。
 5日には、のれんの藍染めで使った桶で一人ずつバンダナを染めた。生葉の時は黄緑色に染まったが、本染めの藍色のほうが子どもたちには人気が高く、それぞれが気に入る色合いになるまで染色作業が続いた。
 塩見さんは「1年通して子どもたちが生きいきとした表情を見せてくれたことがうれしい。自分たちで一からしたことは貴重な経験になる。藍を育てながら子どもたちの心も育ってくれたのでは」とうれしそう。手を藍色に染めた子どもたちは「次は私の番!」「もう一回染めようかな」と作業に没頭していた。


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