WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

情報

コミュニティ


北近畿の釣り情報

【宮津】越浜でチヌを狙い、48cmと47cm

0423tinu1.jpg
 一番好きな春先のメバル釣りに行けないまま、もうサクラの季節が終わり、ゴールデンウイークの話題が出る時期になってしまった。こうなると、産卵期を迎えて浅場に集まってくるチヌに狙いを変更。19日の午後、宮津市の越浜へ一人で釣行した。今年初の竿出しで、なんと想定外の結果、48センチと47センチの2匹をものにできた。
 
 釣り場に着いたのは午後4時ごろ。砂浜にはほかに、釣りグループや家族連れ、カップルなどがいたが、スペースは十分にあった。福知山では暑いくらいの陽気だったが、案外気温は低い。波立つほどではないが風もある。困ったのは流れ藻で、仕掛け回収時にひっかかってくるのは避けられそうにない。
 
 投げ竿ではなく、軟らかく長い磯竿2−3号を使う。おたふく重り18号に、針は丸セイゴ14−15号と大きめ。ハリスも4−5号と太くする。餌はボケ(スナモグリ)。まだ餌取りが少ない時期なので、この餌だけでよい。竿は2本出した。
 
 軽く振っても50メートルくらいは飛ぶ。しばらく置いて、少し巻き取り、またしばらく置いてと、これの繰り返し。しかし、全く魚の気配がない。始めてから1時間半が過ぎたころ、ようやく竿先に震えるような動きがあり、仕掛けを上げると餌が取られている。かなり近い距離。たぶんフグかなにかの小魚だろうが、とにかく魚がいる場所に置いてみようと、餌取り覚悟で比較的近くを攻めるようにした。
 
 そして午後6時前、まさに突然、3号の磯竿が真ん中あたりからひん曲がった。竿尻が浮き、そのまま引っ張られる。慌てて竿をつかむと、相手は沖へ向かって走る。ただ耐えるだけの時間が数秒。その手応えから、かなりのやつだと分かる。ややおとなしくなったところでゆっくりリールを巻く。今度は右に、左にと走る。それに合わせて水辺を移動しながら、少しずつ相手との距離を詰めていく。
 
 波打ち際で最後の抵抗をみせるところを、波に合わせて引きずり上げた。ほっとひと息。針は、がっちりとかかっていた。近くでルアーロッドを振っていた人が「45センチはありますね」と、笑顔で話しかけてきて、針も外してくれた。「きょうは海鳥が多いから、小魚がいて、それを狙って大物も入ってきているんでしょう」という。なるほど、ルアーをする人は、違った視点で海を見ているもんだと感心する。
 
 もう十分だったが、ボケがあと数匹残っていたので、また同じところに投げ込んでおく。十数分後、一方の竿を上げ、海に背を向けて餌を付け直していたところ、後ろで「ガッシャン」という激しい音。振り向けば、竿立ての三脚が倒れているうえ、竿がずるずる引っ張られている。
 
 これには少し慌てた。ビーチフラッグの競技のように、振り向きざまの猛ダッシュ…のはずだったが、砂に足をとられ、もつれ、まるで運動会で前のめりに転倒する中高年のよう。ぶざまに「はいはい」の格好のまま竿尻をつかむ。そのあとは1匹目と同じように、なんとか慎重にやりとりができた。同等の引きの強さで、上げてみると大きさもほぼ同じだった。
 
 ふーっと、また大きな息を一つ。おもむろに、倒れた三脚を直しに行くと、そばに砂まみれの携帯電話が落ちていた。胸ポケットに入れていたものが、あの「はいはい」状態のときに飛んで出ていたようだ。それに気づかなかった自分のうろたえようが情けない。(門)
 
 
写真=1匹は刺し身、もう1匹はムニエル、そしてアラ炊きでもおいしくいただいた

2009年04月24日

    

[PR]


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ