「朝ごはん」で日新中が文科大臣表彰

2019年02月12日 のニュース

 京都府福知山市前田の日新中学校(今村大輔校長)が、「早寝早起き朝ごはん」運動の推進で活動が優れているとして、今年度の文部科学大臣表彰を受ける。文部科学省が6日、発表した。市内の団体がこの賞を受けるのは初めて。表彰式は3月7日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われる。

 子どもたちの健やかな成長のため、調和のとれた食事などの生活習慣を定着させようと、文科省が2012年から隔年で実施。活動が他と比較して顕著に優れ、地域全体への普及効果が高いと認められる取り組みを表彰している。

 日新中学校は、14年度からの取り組みを評価された。16年度までの3年間は文科省の「スーパー食育スクール」研究実践校に指定された。毎月19日に朝食アンケートを実施し、その結果をもとに、生徒の食生活習慣の改善につなげた。

レシピ集を手作り、キャラクターを考案

 さらに、朝ごはん推進キャラクター「米吉」を作ったりして推進を図った。また、作成した朝食レシピ集は、両丹日日新聞の広域情報紙「タウンタウン」に3年間掲載され、北近畿に向けての情報発信もできた。

 17年度からはミッション・USS(ウルトラ・食育・スクール)と題して、活動を継続、拡充した。

 取り組みを先導する保健委員会の前田勇生委員長(2年)は「このような大きな賞をもらえるのはうれしい」と受賞を喜び、「給食中に『おはしレッスン』をしたことで、クラスのみんなが上手に箸を使えるようになりました」と成果を振り返る。

 荒木昌代栄養教諭(56)は「『チーム日新』として学校全体で取り組んできた結果で、地に足を着けた食育ができたことを評価してもらっていると思います。これからも学校の伝統として残していきたい」と話す。

写真=朝食アンケートなどを持つ野原悠太郎生徒会長と保健委員会の前田委員長、荻野倖大副委員長(左から)

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